ZenPlusとセールモンスターが連携 越境&国内ECでの自動出品が進化

ECのミカタ編集部

ZenGroup株式会社(所在地:大阪府大阪市、以下「ZenGroup」または「同社」)が運営する「ZenPlus」は、エイチキューブ株式会社(本社:愛知県名古屋市中区、代表:堀部謙二、以下「エイチキューブ」)が開発・提供を行う「SaleMonster」とのAPI連携について公表した。

より多くの日本商品を海外顧客に届けることが可能に

越境ECを総合的に支援するZenGroupは、同社が運営する越境ECモール「ZenPlus」について、エイチキューブが開発・提供を行うフルオート販売チャネル拡張サービス「SaleMonster(セールモンスター)」とのAPI連携を開始したことを公表した。同社は、連携によって、より多くの日本商品を海外顧客に届けることが可能になるとしている。

越境ECモール「ZenPlus」は、ZenGroupが運営する越境ECモールだ。2016年12月に立ち上げられたZenPlusは、開始から6年で利用者実績が2700社を超えており、上場企業から小規模事業者まで様々な規模の事業者が利用している。

また、セールモンスターは利用者が商品を登録しておくだけで、日本の9つのECモールにて自動的に販売(フルオート販売チャネル拡張)を行うサービスだ。Amazonフルフィルメントセンターに商品の納品を行い、出品に必要な情報をセールモンスターに登録するだけで、複数モールへの一括出品から、注文処理、発送までの一連のプロセスを、ワンストップでセールモンスターが行う。利用ユーザーは販売されるのを待つだけで、店舗を運営することなく売上向上につなげることができる。

ZenPlusとセールモンスターの連携概要

ZenPlusとセールモンスターの連携概要

現在セールモンスターを利用しているユーザーは、通常のセールモンスター上での商品登録を行うだけで、ZenPlusへの出品が自動的に行われる。セールモンスターにおける追加のオプション費用は発生しない。日本国内だけでなく、海外での販売による売上向上と、それに伴う運用コストの削減が可能となる。

◆販売商品数の増加

セールモンスター上で登録される商品は、自動的にZenPlus上での購入が可能になる。

◆迅速な海外発送が可能

ZenPlus倉庫への納品までが一元化され、外国語の使用、国際発送に際する特別な手配や対応要らずで、迅速な海外発送が可能となる。

連携で新たな価値を創出

公表に際して、エイチキューブ株式会社代表の堀部謙二氏は、次のように述べている。

「ZenGroup株式会社様の越境ECモール『ZenPlus』との連携を心より歓迎いたします。セールモンスターは、オンラインストアサービスの運営をワンストップ化し、多くの事業者様にご導入いただいております。『ZenPlus』は、言語、決済、物流といった越境ECにおけるさまざまな課題を解決し、お客様のビジネス成長に貢献できるソリューションだと期待しています。今後も一層、ZenGroup株式会社様との連携を強化し、更なるサービス活用により付加価値創出を推進してまいりたいと思います」

このように、ZenPlusとセールモンスターが連携することで、セールモンスターに登録される商品は自動的にZenPlusでも販売できるようになる。連携開始時点で、ZenPlus上には83000商品が出品されており、セールモンスターの利用者が商品を登録することで、ZenPlusの出品数は今後も増加していく予定とのことだ。同社は、それによって、より多くの日本の商品を海外の消費者に届けることが可能となるとしており、ソリューションとしての価値をさらに高めることになりそうだ。


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