「楽天ラクマ」でショップ内検索機能開始。目視から検索できるサービスへ

楽天グループ株式会社(以下「楽天」)が運営するフリマアプリの「楽天ラクマ」は、アカウントごとに商品が出品されるショップページにおいて、キーワードによる検索ができる「ショップ内検索機能」の提供を2023年6月13日に開始した。

延べ数万点の商品を出品する事業者増加でショップ内検索機能追加へ

2012年に日本初のフリマアプリ「フリル」として誕生し、2018年に、楽天の「旧ラクマ」とサービス統合し、現在の「ラクマ」となった「楽天ラクマ」。昨年には10周年を迎え、2023年2月には越境取引における月間取引数が前年同月比約5倍に急伸するなど、市場を拡大してきている。

その楽天ラクマに新たに「ショップ内検索機能」が搭載された。これまでにも出品物すべてを対象にした検索機能は存在していたが、ショップページで商品を探す場合、新着順に掲載されるページから目視で探すしかなかった。これは個人間取引を主としてサービス開発を行っていたためだという。

一方で2022年4月より本格運用を開始した「ラクマ公式ショップ」では、延べ数万点の商品を出品する事業者が増加しており、それらのショップでは膨大な商品群からユーザーが商品を探す煩雑さが課題となっていた。そこでアクセシビリティの改善を目的に「ショップ内検索機能」の提供を決定した。

対象となるのは「楽天ラクマ」に出店されるユーザーと事業者のすべてのショップで、各ショップページ内に設置された検索ボックスからキーワードを入力することで、そのショップ内で該当する商品を探すことができるようになった。検索キーワードを使うことで購入者はよりスピーディーに希望の商品を探すことができるようになり、出店者は売り逃しのリスクが減る。ただし現時点ではショップ内検索機能は「楽天ラクマ」アプリ版のみで使用可能となっておりWeb版では使えないので注意が必要だ。

※iOSは8.17.2、Androidは8.17.0以上のアプリバージョンである必要がある。