Shopeeが台湾6.18セールでのトレンドを発表、日本からの越境ECで売れたものとは?
東南アジア・台湾で最大級のECプラットフォームであるShopeeの日本法人、ショッピージャパン株式会社(本社:東京都港区、以下「ショッピージャパン」または「同社」)は、台湾で実施された6.18ミッドイヤーセール期間中に売れた日本越境商品のトレンドを発表した。ここではその概要についてポイントを絞って見て行く。
カテゴリー別の売れ筋商品は?
同社は、2023年5月26日から6月18日までの消費者データをベースに、台湾で上半期最大級の6.18ミッドイヤーセールにおける日本からの越境EC商品のショッピングトレンドの分析を行った。その結果、カテゴリー別のTOP3は、1位が美容品、2位がホーム・リビング、3位はヘルスケアとなった。各カテゴリー内の売れ筋商品は以下の通りだ。
◆美容品:「潤姫桃子のグルコシルセラミド」
◆ホーム・リビング:「柳宗理フライパン」
◆ヘルスケア:「ミルボンのヘアトリートメントシャンプー」
「レディース・ファッション」カテゴリーの商品は、セール期間で最も成長率の高いカテゴリーとなった。通常期間と比較すると、ドレスは+2600%、トップスは+1400%と著しいオーダー数の伸びを記録した。
また夏が近づくにつれ、日本で人気のアウトドア商品 「Coleman ダブルスクリーン2ルームテント」が高いオーダー数を記録した。外出の規制緩和を機に、台湾で外出や遠出をする人々が増えていることが大きく関係していると分析している。
約85%の日本越境セラーがオーダー数増加
公表に際して同社では次のようにコメントしている。
「今回のセール期間中、約85%の日本越境セラーが前月の同時期と比較してオーダー数の増加を達成しました。6.18セールのようなキャンペーンは、現地消費者が日本越境商品を購入する意思決定に大きな影響を与えるものであり、日本越境セラーが市場での認知向上を達成するために必要であると考えております」
台湾は日本との距離が近く、親日家も多い。また越境ECにおいて日本製品への需要が非常に高く、アジアでも特に注目されている地域だ。今回の公表内容からは、消費行動のトレンドが目まぐるしく変化する中にあっても、台湾は、これからも日本のセラーが活躍できる市場であると言えそうだ。