D2C&サブスク特化型ECカート「楽楽リピート」がSBペイメントサービス「EMV 3-Dセキュア(3Dセキュア2.0)」に対応

ECのミカタ編集部

株式会社ネットショップ支援室(本社:東京都港区、代表取締役:山本皓一朗、以下「ネットショップ支援室」または「同社」)は、同社が提供する「楽楽リピート」について、SBペイメントサービス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:榛葉淳、以下「SBペイメントサービス」)が提供する「EMV 3-Dセキュア(3Dセキュア2.0)」に対応したことを公表した。

不正注文を防ぎチャージバックのリスクを低減

ネットショップ支援室は、同社が提供するD2C/定期通販”超”特化型ECカート「楽楽リピート」について、SBペイメントサービスが提供する「EMV 3-Dセキュア(3Dセキュア2.0)」に2023年6月27日より対応したことを公表した。

3Dセキュアとは、クレジットカード決済を非対面で行う際にクレジットカードに記載されている情報の他にパスワードを入力することで、不正利用を未然に防止することができる本人認証サービスだ。3Dセキュアを導入することで、オーソリ実行前に不正注文を防ぎ、チャージバックのリスクを低減させることが可能となる。

「3Dセキュア1.0」と「3Dセキュア2.0」の違い

「3Dセキュア1.0」と「3Dセキュア2.0」の違い

3Dセキュア導入によりクレジットカード不正利用のリスクを下げることが可能だがユーザーにとっては手間が増えることになり、途中離脱(カゴ落ち)のリスクもあった。「3Dセキュア2.0」では、それらの課題が大幅に改善されているとのことだ。主なアップデートのポイントは次の通りだ。

◆不正利用の疑いがある場合のみ本人認証画面を表示するリスクベース認証の導入

◆スマートフォンアプリケーションへの対応

◆ワンタイムパスワードや生体認証への対応

増加するカード不正利用に立ち向かう

定期購入・単品通販・リピート通販に特化した、ECサイト構築のためのSaaS型ECカートシステム「楽楽リピート」。化粧品やサプリメント、ダイエット補助食品などに有効な定期通販機能を実装し、新規獲得のためのフォーム一体型LPやアップセル・クロスセル機能をはじめ、獲得した顧客の育成に必要なCRM機能も標準機能で提供している。

特にCRM機能の中でも1to1施策で重要となる同梱物の細やかな対応や、メール・LINEで顧客に連絡できる機能が好評とのことだ。そのため、立ち上げから他社カートからの乗り換えまで幅広いEC事業者が利用している。

同社が指摘している通り、クレジットカードの不正利用被害額は年々増加しており、2021年には330億円を超えている。クレジットカードの不正利用によってチャージバックが発生するため、事業者においては対策が不可欠だ。その不正利用対策を実施する場合、3Dセキュアを導入していなければ事業者が売上を負担する必要がある。

今回その「楽楽リピート」がSBペイメントサービスの「EMV 3-Dセキュア(3Dセキュア2.0)」に対応したことでセキュリティがさらに強化され、不正対策におけるEC事業者の課題にも向き合い、サービスとしての価値がさらに高まることになりそうだ。


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