資生堂がオンライン接客ツール“One-to-One“を導入、良質な購買体験の創出へ

ECのミカタ編集部

Bambuser Japan合同会社(本社:東京都中央区、日本代表:ハルベルグ彩)は、資生堂ジャパンに、Bambuserの「One-to-One」の提供を開始したことを公表した。

そごう・西武・高島屋にも提供

ライブコマースツールを開発・提供するSaaS企業、Bambuser(バンブーザー)の日本法人Bambuser Japan(以下「Bambuser」または「同社」は、資生堂ジャパンに、Bambuserの個別オンライン接客ツール「One-to-One」(ワントゥワン)の提供を開始した。

同社は「One-to-One」の今回の導入について、グローバルブランド「SHISEIDO」初の旗艦店「SHISEIDO GLOBAL FLAGSHIP STORE」に加え、SHISEIDO、クレ・ド・ポー ボーテを販売する株式会社そごう・西武や株式会社 高島屋などの複数の百貨店に導入され、顧客一人一人に最適化したオンライン接客を実現し、購買体験とコンバージョン率向上に寄与するとしている。

Bambuserの概要

Bambuserの概要

Bambuserは、ライブコマースの業界最大級の顧客数を誇る、世界有数のライブコマースのツールを開発・提供しているSaaS企業だ。2007年にライブ配信のパイオニアとして設立され、2019年からライブコマースの事業を展開し、動画技術における業界リーダーとして成長を遂げてきた。

スウェーデンのストックホルムに本社を置き、東京、米ニューヨーク、英ロンドン、仏パリ、フィンランド・トゥルクの計6拠点にオフィスを構えており、Nasdaq First North証券取引所に上場している(BUSER)。

経営陣の62%が女性であり、全拠点で約150名の従業員を擁し、30以上の言語に対応できるグローバルなチームを有する。Bambuserのライブコマースのツールは、40カ国以上における350社以上ものブランドにより導入されている。

ブランドと顧客の間にあるギャップを取り払う

Bambuserが提供する「One-to-One」は、1対1の個別オンライン接客に最適化したライブコマースのツールで、これまで世界各国における多くのブランドの購買体験とコンバージョン率を向上させてきた。このような実績を資生堂ジャパンにも評価され、資生堂ジャパンからは同社がパートナーシップを組む百貨店などの顧客にも対し、より顧客一人一人に合い、各社のウェブサイトともシームレスなオンライン接客サービスを提供したいという要望を受け、今回の「One-to-One」の提供に至ったとのことだ。

「One-to-One」は、既存のウェブサイトやECサイトにシームレスに組み込むことが可能で、顧客はスマートフォンやパソコンを使い、実店舗にいなくても自宅などからリアルタイムのチャットや動画・音声通話をすることが可能だ。また、通話画面を離れずに、担当者からの画面共有で商品内容の閲覧や複数の商品の比較などができるほか、その場での購入・決済が可能なため、接客から購入まで「One-to-One」のみで完結することができる。

Bambuserは今後について、ライブコマースを通じてオンラインと実店舗における購買体験のギャップだけに留まらず、ブランドと顧客の間にあるあらゆるギャップの解消に取り組むとしており、ECにおいても、デジタルであるがゆえに一層重要な顧客とのロイヤリティ醸成に威力を発揮することになりそうだ。


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