GMO『後払いオプション』でAWS・Google Cloud料金が最大6カ月後の後払い可能に

ECのミカタ編集部

GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社(代表取締役社長:青山満、以下「GMOグローバルサイン・HD」)とGMOペイメントゲートウェイ株式会社(代表取締役社長:相浦一成、以下「GMO-PG」)は、法人向けクラウド領域で業務提携を実施した。

大手クラウドサービス料金の最大6か月後の後払いが可能に

GMOインターネットグループのGMOグローバルサイン・HDと総合的な決済関連サービス及び金融関連サービスを展開するGMO-PGは、2023年8月4日(金)に法人向けクラウド領域で業務提携を実施した。

業務提携に伴い、GMOグローバルサイン・HD が展開するAWS、Google Cloud対応のフルマネージドサービス「Cloud CREW byGMO」(クラウドクルー)において、マルチクラウド対応の請求代行サービスにGMO-PGのファクタリングサービスをベースとした『後払いオプション』の提供を開始するとしている。

「CloudCREW byGMO」を利用する法人は、『後払いオプション』の利用でAWS・Google Cloudの利用料を最大6カ月後に支払いが可能になるという。

AWS・Google Cloudを対象とした請求代行サービスとは?

GMOグローバルサイン・HDが「ClowdCREW byGMO」で提供しているAWS・Google Cloudを対象とした請求代行サービスは、銀行振込によって毎月のクラウド利用料を支払える法人向けサービスだ。スタートアップ企業に限らず幅広い規模の企業で利用可能で、同サービスを利用すると定価より3~5%割安でクラウドを利用できるようになるほか、主要クラウドの認定資格を有するSEによるアセスメント支援、日本語サポートを無料で受けることができる。

またAWS・Google Cloudを対象とした請求代行サービスの支払いサイト(取引期間の締め日から支払期日までの期間)は、月末締め翌々月末払いで、GMO-PGのファクタリングサービスをベースに提供している。『後払いオプション』を利用すると、支払期日を取引期間の締め日から最大6カ月先まで延長でき、3・4・5・6カ月先のいずれかを選べる。なお利用時は、オプション手数料(2.5~5%)がかかる(詳細条件等については、同社公式サイトを要参照)。

クラウドネイティブなスタートアップ企業などにメリット

近年、対話型AI「ChatGPT」に代表される生成AIの活用が進み、産業全体で新たなビジネスモデルやイノベーションが創出されている。イノベーションの担い手となるスタートアップ企業や企業内の新規事業への期待は大きく、日本政府は2022年を「スタートアップ創出元年」と位置づけ、積極的な支援政策を推進。ITインフラとしてクラウドを活用されることが多いため、AWS、Google Cloudといったクラウドサービスを提供するAmazon、Googleなど巨大テック企業はスタートアップ支援策を強化している。

このような背景を受け、AWSアドバンストティアサービスパートナーおよびGoogle Cloud ServiceパートナーであるGMOグローバルサイン・HDは、事業者の成長や業務効率化などを多角的に支援するファイナンスサービスを提供しているGMO-PGと業務提携し、「CloudCREW byGMO」の請求代行サービスにおいてクラウドネイティブなスタートアップ企業など法人にメリットのある『後払いオプション』を企画したのだ。『後払いオプション』はGMO-PGのファクタリングサービスをベースに提供されるという。

法人の課題の一つは、キャッシュフローの確保・改善だ。特にスタートアップ企業や新規事業の立ち上げ時は、売上回収まで時間がかかるので支払いを先送りしたいというニーズがある。『後払いオプション』を利用すると、AWS、Google Cloudのクラウド利用料の支払期日を最大6カ月先まで延長できるため、キャッシュフローの改善を図れることになり、幅広いECをはじめとした事業者の成長を支援することになりそうだ。


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