越境ECモール『ZenPlus』、SNSで日本の魅力を世界へ発信する【Global Reach】をスタート

ECのミカタ編集部

ZenGroup株式会社(所在地:大阪府大阪市、以下「ZenGroup」または「同社」)が運営する「ZenPlus」は、訪日外国人への訪日前(旅マエ)における情報発信を目的としたサービス「Global Reach」の提供を開始した。

無料で動画・画像を作成、SNSで商品を紹介

越境ECをトータルで支援するZenGroupは、同社が運営する越境ECモール「ZenPlus」において、訪日外国人への訪日前(旅マエ)における情報発信を目的としたサービス「Global Reach」の提供を開始した。同社は、海外向け情報発信、インバウンドの潜在顧客に向けたマーケティング・プロモーションの展開を支援するとしている。

また同社は、SNS情報発信サービス「Global Reach」について、次のように述べている。海外の消費者にとって、日本の商品を実際に目にすることは難しく、その魅力を理解してもらいにくい状況だ。しかし、魅力的なデザインやアニメーションを組み合わせることで、興味を惹きつけ、海外の人々に日本の商品の魅力をより深く伝えることが可能となるとしている。

「ZenPlus」に出店している事業者でSNS発信を希望する場合には、無料で動画や画像を作成し、同社の公式SNSアカウント(Instagram、Facebook、YouTube)にて商品を紹介するとのことだ。なお利用にはZenPlusへの出店が必要で、あわせて商品サンプルの提供に協力する必要がある。

商品の魅力を実感してもらう

商品の魅力を実感してもらう

同社は、「Global Reach」における越境ECモール「ZenPlus」出店者のメリットとして次のようにまとめている。

・訪日前(旅マエ)の情報収集をしている海外の方への情報発信が可能に
・海外消費者の商品の検討・購入を促進
・越境ECモール「ZenPlus」の各企業ページの認知拡大に繋がる

また同社は、七五三商品の製造卸企業、株式会社山涵(本社:京都市上京区、代表取締役:山本皓一郎)において、海外への情報発信を強化するため、SNS情報発信サービス「Global Reach」のテスト導入を実施したことを明らかにしている。これまでにも外国顧客から高い人気を博してきた「すべらないお守り」に加え、新たに開発した結び帯や小物に関する魅力的な動画や画像を同社が制作した。Instagramにおいては、2023年8月現在で200件以上の「いいね!」が付いているという。

今後、株式会社山涵は、越境ECモール「ZenPlus」における商品ラインナップを拡充するとともに、SNS情報発信サービス「Global Reach」を活用した訪日前の情報発信を継続して行うとのことだ。また、実店舗での商品体験を通じて、顧客に商品の魅力を実感してもらい、帰国後のリピート購入を促進するショップカード(旅ナカ)を提供。さらに、その後の越境ECモール「ZenPlus」でのリピート購入(旅アト)を円滑に行うための流れを確立する取り組みを進めるとしている。

旅マエの魅力を伝える

公表に際して同社は、次のように述べている。

「日本政府観光局(JNTO)の推計によると、2023年6月の日本への入国者数は前年同月比+1621.6%(2019年比-28.0%)の2,073,300人となりました。インバウンド対策に重要なのが、情報発信です。SNSを活用した情報発信は、SNSユーザーや情報収集をする外国人観光客との接点を生み出します。当社が実施した『越境EC利用&訪日意向調査』においても、日本製品を購⼊する際に参考にしている情報源のトップ3は、『SNS』『検索エンジン』『日本の公式サイト』でした。SNSマーケティングによる情報発信への取り組みは、インバウンド集客のために不可欠といえます。当社は、SNS情報発信サービス『Global Reach』の導入促進、新たなサービスの開発にも積極的に取り組み、より多くの企業のグローバル市場参入、日本経済の発展に貢献してまいります(引用・参考:越境EC利用&訪日意向調査・ZenGroup株式会社調べ)」

このように今回、越境ECモール「ZenPlus」がSNSで日本の魅力を世界へ発信する「Global Reach」サービスをスタートさせた。外国の消費者に向けたSNS情報発信を支援、訪日前(旅マエ)の魅力を伝えるものとなっており、ECを通した日本の製品と世界の消費者との新たな出会いの場が創出されることになりそうだ。


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事