「業界人とのつながりや圧倒的なGIVEが大切」EC業界とQR決済の歴史に関する勉強会

ECのミカタ編集部

2023年9月6日、MIKATA株式会社(以下、弊社)は、インタセクト・コミュニケーションズ株式会社 塔筋栄作氏とPayPay株式会社 渡邉哲平氏他3名をお招きし、「EC業界とQR決済の歴史」について両者にそれぞれ講演いただいた。

交流会への参加でEC業界の変化を掴む

2023年9月、システム開発、QRコード決済サービス「IntaPay」、アフィリエイト運営代行、インバウンド支援事業を行うインタセクト・コミュニケーションズ株式会社の塔筋栄作氏と、モバイルペイメント等電子決済サービスの開発や提供を行うPayPay株式会社の渡邉哲平氏他3名をお招きし、EC業界とQR決済の歴史についてご講演いただいた。

インタセクト・コミュニケーションズの塔筋氏からは「IT、ECの過去40年間の歴史」をテーマに、IT、EC業界の歴史と自身の経験談を盛り込んだ内容が話された。

1980年代のIT業界は、ハードウエアの時代。 プログラマーが、コードを手書きして、手書きの用紙を元に、パンチャーの方が入力する事もあった時代で、例えば、あるオフコン(オフィスコンピュータ)のメモリ1MBは、100万円していたという。 1990年代のパソコンブームに続いて、業界が変わった大きなタイミングは、1995年にWindows95のリリースだ。

Windows95のリリースを機に、インターネット時代が到来。アメリカのカートを真似て、ECカートシステムやアフィリエイトなどが次々誕生したという。 実際に作ったのは、塔筋氏の友人や知人の会社。 塔筋氏は、EC向けASPサービスを、全国のECショップに、システムの説明・提案・サービス提供を行っていたという。

EC業界の変化を掴む方法として、塔筋氏は「勉強会や交流会などに、現場の人が、積極的に参加をすべき。 EC業界は、仲間意識が強い人たちが多いと思っているので、人から得るよりも与えることを忘れずにしてほしい」と語った。

キャンペーンだけじゃないPayPay

PayPay株式会社の社員の方には、PayPay事業やPayPayポイントについてお話いただいた。QRコード決済のPayPayのユーザー数が約5800万人、昨年度の決済回数は50億回以上。連結決済取扱高もサービス開始から4年半の異例の速さで10兆円の大台を突破した。

PayPay株式会社の渡邉氏は「PayPayは自社が実施するキャンペーンだけでなく、加盟店や自治体、メーカー企業の協力もあり、様々な施策やキャンペーンを実施しているため、ユーザーの増加はもちろん取扱額や決済回数が増えているのでは」と見解を示した。他にもキャンペーンだけでなく、アプリの改善や不正発生率の低さなどユーザーにとって何が大事かを土台においた内容が語られた。

EC業界の発展に向けて

今回の勉強会を受けて当社代表の小林亮介は「本日話して頂いた内容は本になっていないような貴重なお話。今の会社があるのは、業界の方々の応援やつながりがあってこそのため、今日のインプットをベースに今後も事業を発展させていきたい」と締めた。

EC事業者やEC支援事業者の方々との交流を大切にしながら、適切な情報を提供できるメディアでありたい。


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事