2023年10月2日、株式会社コマースロボティクス（以下：コマースロボティクス）は「サイバーロジ（Cyber Logi）」の物流パートナーとしてSBSグループと業務提携した。

EC物流革命に取り組む

本業務提携により、サイバーロジのシステム提供はコマースロボティクス、物流サービス提供はSBSグループという座組で高品質で安定した物流サービスの提供を行う。両社は、自動出荷というキーワードでサービスを開始、自動化レベル向上に継続的に取り組みEC物流革命に取り組むとしている。

本業務提携の主な特徴は以下の通りとなっている。

◆自動出荷でECの非戦略業務からEC事業者を開放

◆大手物流会社の利用で高品質物流サービスをEC事業者に提供

◆倉庫と直接コンタクトで安心運用をEC事業者に提供

完全自動型の物流プラットフォームの提供を目指す

今回の事業協業の狙いについて、コマースロボティクスは以下のようにコメントしている。

「EC業界にもクラウド化、自動化の波が押し寄せています。すでに大手モールを中心にフルフィルメントサービス（物流プラットフォーム）の時代に入っておりますが、マルチチャネルといわれる複数モール出店やD2C、定期通販、冷凍・冷蔵通販などにフィットしたEC全般に対応した独立系の本格的な『物流プラットフォーム』はありませんでした。今回の2社の協業で、大手モールのフルフィルメントサービスと同等レベルの本格的な完全自動型の物流プラットフォームの提供を目指します」。

サイバーロジは、国内外に700か所以上あるSBSホールディングスの物流拠点を活用できるため、FBAやRSLに匹敵する規模の拡大が可能となる。また、SBSグループが24年春に開設する約33000平方メートルにも及ぶEC専用物流倉庫とも連携する予定である。

今回の業務提携では「物流費などの価格」で競合会社よりも、コストメリットを顧客に提供していくことも合意している。「物流品質の担保」「安定した送料タリフ確保」「スペース・人員の拡張性」の視点による、安心の物流サービスをEC事業者へ提供することになるはずだ。