伊藤手帳が2023年10月4日より越境EC開始 アメリカ、台湾へ向け手帳文化の素晴らしさを広める

ECのミカタ編集部

伊藤手帳越境EC開始。アメリカ・台湾で個人需要を開拓

伊藤手帳株式会社(以下:伊藤手帳)はアメリカおよび台湾向けの新たな越境ECにおいて、自社ブランドユメキロック「セパレートダイアリー」、「TETEFU」の販売を2023年10月4日より開始する。

手書き文化を国外へ広める

手帳製造・OEMを手がけて69年の伊藤手帳は、高品質で信頼性のある手帳を年間1000万冊製造しており、2012年には独自ブランドとなるユメキロックを立ち上げ、ユニークな商品を国内ECサイトを中心に販売してきた。

今回、越境ECをアメリカと台湾でスタートさせることで、手書き文化の素晴らしさを広めていく予定としている。

◆両国で販売する越境ECサイト

▷Amazon(アメリカ)
▷Pinkoi(台湾)
▷Shopee(台湾)

以下、取扱商品の一例。

◆セパレートダイアリー

◆TETEFU(テテフ)

台湾経由での購入率が増加傾向

経済産業省が2023年8月12日発表した「令和3年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、令和3年における日本・米国・中国の3カ国間における越境ECの市場規模は、いずれの国の間でも増加した。

また、中国消費者による日本事業者からの越境EC購入額は2兆1382億円(前年比9.7%増)、米国事業者からの越境EC購入額は2兆5783億円(前年比11.5%増)と、昨年に引き続き伸長し続けている。

伊藤手帳は「ユメキロックにおいて海外からの購入割合は2020年より純増しており、中でも台湾経由での購入率が増加傾向にあります」とコメントするように、手帳アイテムの国外需要の高まりを感じていたという。

日本には「手帳買ふ」という季語があるように、手書き手帳を重視する傾向にある。伊藤手帳が生み出すユニークな商品が海外顧客の心を掴み、手帳文化を広める役割を担うことが期待される。今後の動向に注目したい。


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