ブルーミーが独自物流網「ブルーミーロジ」を構築 仕分け業務を大幅削減し、より一層の物流効率化を実現する
ユーザーライク株式会社(以下:ユーザーライク)が運営する花のサブスクリプションサービス「ブルーミー(bloomee)」は、スターフェスティバル株式会社(以下:スターフェスティバル)、株式会社プリティポーターズ(以下:プリティポーターズ)、ASKUL LOGIST株式会社(以下:ASKUL LOGIST)など複数の物流企業と連携し、「ブルーミー(boomee)」独自の物流網「ブルーミーロジ」を構築すると公表した。
ブルーミーCS体制の構築による効率化
「ブルーミーロジ」は物流企業各社と連携し、全国のブルーミー会員へブーケを配送する独自物流網である。
今回連携する物流企業各社が配送エリアを分担することによって、以下のような物流効率化が実現する。
◆従来発生する各物流センター、ラストワンマイル配送時のドライバーの仕分け業務を大幅削減
◆出荷から到着までのリードタイム短縮
◆各ドライバーとリアルタイム対応が可能なブルーミーCS体制の構築による再配達の撲滅
「ブルーミーロジ」では、各配送エリアを担当する物流企業に出荷拠点から直送または集荷引渡しをするため、経由地点が減り、従来発生している仕分け工数を大幅にカットした配送を実現。さらに、各配達ドライバーの誤配送や未配達・持戻防止のため、直接リアルタイムで連携が可能となるブルーミーCSチームやシステムも強化した。
仕分工数や再配達工数削減にも注力
「ブルーミーロジ」の構築について、ユーザーライク執行役員の久保裕太郎氏は以下のようにコメントしている。
「近年、物流問題が顕在化している中で、ユーザーさんへの体験を維持/向上し続けるためには、スタートアップ1社だけではなく、業界をまたいだ共創が益々重要になると考えています。また、物流パートナー皆様の仕分工数や再配達工数削減もサービス提供側として注力すべき重要な領域であり、『ブルーミーロジ』の持続可能性に大きく影響すると考え、構想に反映しております。今後も持続可能なサプライチェーンを業界内外の皆様と共創し、構築して参ります」。
継続したサービス維持のために取り組む
物流業界では2024年4月から人手不足や宅配荷物の遅配などが起こると予測されており、すでに物流各社の体制変更やサービス変更・終了などが発生している。
ブルーミーは、サービス提供にあたり物流業界との連携が非常に重要と捉えており、物流各社にて改革やサービス変更があった場合でも、「ポストにお花が届く」というブルーミーのサービス体験を変えず、継続してより良い状態の季節の花を定期便として届ける体制を維持できるよう取り組んできた。
そういった取り組みの1つとして今回、スターフェスティバル、プリティポーターズ、ASKUL LOGISTなどの複数物流会社と連携した、独自物流網「ブルーミーロジ」を構築するに至ったという。
現在、定期的に商品が届くサブスクリプションサービスは幅広いジャンルにおいて活用されている。今後もこれまで同様のサービスを維持するためには、商品確保だけではなく物流面での環境整備も必須となるだろう。誤配送や未配達、持戻防止、再配達撲滅といった効率的な物流を構築する「ブルーミーロジ」の取り組み、今後の動向に注目したい。