「Nint 東南アジア ECデータソリューション」が開始 成長する東南アジア各国のEC市場を可視化し、EC展開をサポート

ECのミカタ編集部

株式会社Nintが成長する東南アジア各国のEC市場を可視化する【東南アジアデータソリューション】を開始します。

株式会社Nint(以下:Nint)は、東南アジア各国のEC市場を可視化する「Nint 東南アジア ECデータソリューション」の提供を開始する。

東南アジア各国のEC市場の実態を把握する

NintはAIやクローリングなどの技術により、日本と中国の大手ECモールで販売される商品の売上金額・販売数量を高精度に推計した独自のデータを提供。日中併せて5000社以上のECを展開するメーカー・小売企業に利用されてきた。

今回、これまでに培った技術を活用し、成長する東南アジア市場における主要なECモールである「Shopee」「Lazada」の売上を独自に可視化するデータの提供を開始。成長著しい東南アジア各国のEC市場の実態を把握するため、課題に応じた客観的なデータを提供する。

◆サービス名称:「Nint 東南アジア ECデータソリューション」
◆対象国:インドネシア・タイ・シンガポール
◆対象ECモール:Shopee・Lazada
◆内容:ECモール毎のカテゴリ別/ブランド別/ショップ別/商品別の月次の売上推計データ(※1)
◆提供方式:レポート方式

※1:独自のAIやクローリングなどの技術により、大手ECモールで販売される商品の売上金額・販売数量を高精度に推計し、独自の売上推計データを生成

市場データを活用し、展開フェーズに応じた対策が実現する

「Nint 東南アジア ECデータソリューション」の具体的なサービス特徴は以下の通り。

◆東南アジア各国の国別に異なるEC市場の売上動向を可視化
東南アジアは、国ごとに言語・文化・経済状況等が異なり、それぞれに特徴ある市場である。各国毎に異なるEC市場の規模やトレンドを可視化することで、顧客企業の各国に適したEC戦略策定を支援。

◆マクロからミクロまで、東南アジアEC市場を詳細に可視化
主要ECモール別にカテゴリ別、ブランド別、ショップ別、商品別に売上データを可視化し、自社商品の流通状況の把握から、現地ブランドや日本を含む海外ブランドの進出状況の把握まで、きめ細かいデータをEC戦略に活用できる。

◆EC展開フェーズのニーズに応じた必要データのカスタマイズに対応
これから東南アジアでのEC展開を検討される企業や、特定の国においてのEC進出計画がある企業、既に特定国でのEC展開をされている企業など、顧客企業のEC展開フェーズに応じて、課題に沿ったECデータをカスタマイズして提供。

ECデータによって戦略の自由度を高める

「Nint 東南アジア ECデータソリューション」について、Nintは以下のようにコメントしている。

「新たにサービスを提供する対象である東南アジア市場は、人口や経済成長率の観点から、日本企業にとって、EC事業における次なる拡大戦略の1つとして魅力的な市場です。また、今回データサポート対象となる2つのECプラットフォームでは、地域によって越境ECモデル(※2)で進出することが可能であり、比較的参入しやすいマーケットとなっています。Nintでは、今後も、お客様の新たな市場への挑戦に、戦略の自由度を高められるようECデータとソリューションでサポートしてまいります」。

※2:国やECプラットフォームの施策によっては、現地に法人や事務所を開設したり、大規模な設備投資をすることなく海外の消費者に直接商品を販売することが可能

ベトナム、フィリピン、マレーシアへも展開予定

2023年12月現在、「Nint 東南アジア ECデータソリューション」はインドネシア、タイ、シンガポールの3カ国を対象にデータ提供を開始している。また、ベトナム、フィリピン、マレーシアについても近日中のリリースを予定しており、さらなる市場拡大の可能性が広がるだろう。

本サービスは「東南アジア市場でのEC展開を検討している」「東南アジアのEC市場調査を気軽に進めたい」「東南アジアでのEC展開をより強化したい」と考える企業にとって、非常に強力なパートナーとなるはずだ。

今後も対応国の拡大が予定される「Nint 東南アジア ECデータソリューション」の動向に注目したい。


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事