クレディセゾン シンガポールのEC決済事業社と提携
クレディセゾンがシンガポールのMatchmove社と提携
株式会社クレディセゾンは、12月1日、東南アジアのECにおける決済領域において、バーチャルブランドプリペイドカード事業を展開するシンガポールのMatchmove Pay Pte Ltd.と資本業務提携を行ったと発表した。
クレディセゾンは、海外事業の強化を経営戦略とし、中国、ベトナム、インドネシア、シンガポールに拠点を設け、これまでのカードビジネスや個品割賦、ローンビジネスなどのリテールファイナンス事業のノウハウを生かし、急速な成長が期待される東南アジアのマーケットへ事業参入を進めている。
現金中心の支払い手段が多い新興国へ参入
東南アジアを中心とした新興国では、経済成長に伴って増加する若年中間所得層や、低価格なスマートフォンの急速な普及などの背景からECマーケットの急拡大が期待されている反面、銀行口座やクレジットカードの普及率が低く、現金中心の限られた支払い手段しか持たないユーザーが大勢を占めている。こういったユーザーを対象にバーチャルプリペイドカード決済を提供していく狙い。
Matchmove社との業務提携は、東南アジアにおけるバーチャルプリペイドカード事業の展開と決済マーケットへの事業参入、顧客獲得機会の拡大、Matchmove社への直接投資とともに取締役を派遣し経営への参画を目的として行われた。
Matchmove社は、アメリカン・エキスプレスとのライセンス契約によるバーチャルプリペイドカードの発行や、東南アジアを中心とした地域における銀行、携帯キャリア、リテールや EC 事業者等と提携したバーチャルブランドプリペイドカードのソフトウェアライセンスサービスの提供を開始している。