SGホールディングスグループのワールドサプライ、百貨店向け納品代行サービスにEVトラックを初導入
SGホールディングスグループで百貨店・大規模小売店向けの納品代行や店内配送を手がける株式会社ワールドサプライ(以下:ワールドサプライ)は2023年12月、主に百貨店へ向けた納品代行サービスにおいてEVトラックを2台導入し運用を開始した。
ワールドサプライ初となるEV車導入
EV車両は導入後のコストがガソリン車よりも安く抑えられる上に、騒音や振動といった面でも優れている。ドライバーや住宅環境への負担も少ないことから、現在物流現場において急激に普及が進んでいる。
佐川急便においてもラストワンマイル配送に対応した小型EV車両はトラックを導入しており、1台につき1年間で約12tのCO2排出量を抑制できると見込む。
ワールドサプライにとって今回のEV車導入は初となる。環境を意識した事業の継続を予定しており、今後の動向に注目が集まるだろう。
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◆導入したEVトラック
待機車両の数を削減させ環境負荷低減に貢献
ワールドサプライが行う百貨店向け納品代行サービスとは、店舗へ納品するトラックの待機時間の短縮や渋滞緩和を目的に1965年に開始した。
全国の主要都市百貨店へ納める商品を当社センターで店舗別、フロア別に事前に仕分けを行うことで、店舗における待機車両の削減を実現。待機車両の削減は、待機中のトラックから排出されている二酸化炭素の抑制にもつながり、環境負荷低減に貢献する。
今回のEVトラック導入によって、より一層クリーンな物流環境の実現にまた一歩近づいたといえる。ワールドサプライは「パートナー企業と連携しながら持続可能な社会の実現を目指す」とコメントしており、今後の取組内容にも期待が集まるだろう。