クレカは「楽天」、QRコード決済は「PayPay」がトップに MMD研究所が「2024年1月決済・金融サービスの利用動向調査」

ECのミカタ編集部

2024年1月決済・金融サービスの利用動向調査

MMDLabo株式会社(以下:MMDLabo)が運営するMMD研究所は「2024年1月決済・金融サービスの利用動向調査」を実施、結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆調査内容:2024年1月決済・金融サービスの利用動向調査
◆調査期間:2024年1月19日~1月22日
◆有効回答:25000人 ※人口構成比に合わせてウエイトバックを実施
◆調査方法:インターネット調査
◆調査対象:18歳~69歳の男女
◆設問数 :13問

◆出典:MMD研究所2024年1月決済・金融サービスの利用動向調査

クレジットカードは「楽天」、QR決済は「PayPay」がトップに

クレジットカードの利用については79.9%が「利用している」と回答。クレジットカード利用者19967人を対象に、現在利用しているクレジットカードを聞いたところ(複数回答可)、「楽天カード」が53.7%と最も多く、次いで「イオンカード」が20.8%、「PayPayカード」が20.1%と続く結果に。

また、スマートフォンを所有している22732人を対象に、QR・バーコード決済の利用について聞いたところ、72.8%が「利用している」と回答。QR・バーコード決済利用者16557人を対象に、現在利用しているQR・バーコード決済を聞いたところ(複数回答可)、「PayPay」が64.5%と最も多く、次いで「楽天ペイ」が34.4%、「d払い」が29.3%と続いた。

半数以上がカード式非接触決済を利用

また、コロナ禍で急激に普及したカード式非接触決済については、58.6%が「利用している」と回答。内訳は「WAONカード」が33.3%と最も多く、次いで「Visaのタッチ決済」が33.1%、「Suica」が25.1%という結果に。

一方、スマートフォン式の非接触決済については、35.7%が「利用している」と回答。「モバイルSuica」が32.0%と最も多く、次いで「楽天Edy」が20.4%、「iD」と「Visaのタッチ決済」が19.9%と並ぶ結果となった。

ゆうちょ銀行の利用が最多

銀行口座の利用については、89.3%が「利用している」と回答。22318人を対象に、現在利用している銀行口座を聞いたところ(複数回答可)、「ゆうちょ銀行」が58.5%と最も多く、次いで「楽天銀行」が28.6%、「三菱UFJ銀行」が26.0%という結果に。

また、本調査では普段利用する支払い方法として「現金」が78.1%とトップであることが判明。次いでクレジットカードが57%、QR決済が47.1%と続く。

各種決済方法の上位には様々なサービスがランクインしていることから、消費者はそれぞれで利用しやすいものを選択しているといえるだろう。今後新たなサービスの登場や、既存サービスの拡充によって現在の状況は一変することも考えられる。引き続き今後の動向に注目したい。


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