「ゲオオンラインストア」に不正注文検知サービス「O-PLUX」が導入 クレジットカード不正利用及び不正転売対策を強化

ECのミカタ編集部

「ゲオオンラインストア」を運営するゲオストア 不正注文検知サービス「O-PLUX」と「EMV3-Dセキュア」にて、クレカ不正利用対策を強化

株式会社ゲオストア(以下:ゲオストア)は、かっこ株式会社(以下:Cacco)が提供する不正注文検知サービス「O-PLUX」をクレジットカード不正利用及び不正転売対策として導入した。

サブスクレンタルサービスにて不正利用がゼロになる効果

「O-PLUX」を家電などのサブスクレンタルサービス「あれこれレンタル」へ導入したところ、不正利用がゼロになるなど高い効果を実感。

これを受けてゲオ公式通販サイト「ゲオオンラインストア」においても、2024年4月より「O-PLUX」を導入するに至った。導入に関する主なポイントは以下の2点となる。

◆クレジットカード不正利用対策だけではなく、悪質転売も併せて対策が可能
クレジットカード不正利用と転売を同時に対策ができるサービスが少ない中、「O-PLUX」は被害内容や決済方法にかかわらず対策が可能。

◆不正傾向に合わせた対策が可能
数百以上の項目を複合的にチェックすることにより、多様化する不正手口の傾向に対応した対策が可能。

不正利用対策を強化する事業者が増加中

「O-PLUX」の導入について、ゲオオンラインストアの渡辺氏は以下のようにコメントする。

「ゲオオンラインストアでは、換金性が高い商品を多く取り扱っております。もとより不正利用対策の必要性は感じており、3Dセキュア導入、さらにはECシステムの不正登録機能を利用し、目視確認などで対策を行ってきましたが、近年不正手口が多様化し対策に限界を感じていました。そんな中、当社の他サービスでも『O-PLUX』を利用しており、不正利用の抑制に一定の効果が見込めたという話も聞きました。​そのうえで効果​見込や運用方法を事前に把握できたことで、ゲオオンラインストアでも大きな効果が期待できると確信し、今回の導入を決定しました」

2023年のクレジットカード不正利用被害額は540億円(※1)にのぼり、前年より約100億円増加。不正手口の巧妙化が進む中、本人認証「EMV3-Dセキュア(※2)」と「O-PLUX」の併用によるクレジットカード不正利用対策を強化する事業者が、2024年1Q時点で、前年同期比約2.6倍(※3)に増加している。

不正利用対策は顧客からの信頼向上にも直結する。各事業者は改めてセキュリティ状況を確認し、常に最新の対策を講じる必要があるだろう。

※1:一般社団法人日本クレジット協会:「クレジットカード不正利用被害額の発生状況(2024年3月)」
※2:国際クレジットカードブランドが推奨するクレジットカード決済を行う際の本人認証サービス
※3:当社が提供する不正注文検知サービス「不正チェッカー」及び「O-PLUX」の導入企業数をベースに集計


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