中国ECモール「618商戦」初動速報 「清酒焼酎」が中国市場に根強く求められる傾向

ECのミカタ編集部

中国ECモール「618商戦」初動速報 ACDが運営する全日空海外旗艦店 トップ20*に18商品がランクイン

ANAホールディングスが出資する、訪日中国人向けインバウンドDX事業・越境ECによる中国市場開拓支援サービスを提供する株式会社ACD(以下:ACD)は2024年5月28日、「ダブルイレブン」と双璧をなす中国最大のECセール「618商戦」の実績速報を公表した。

清酒焼酎カテゴリトップ20に18商品がランクイン

「618商戦」は、アリババグループと双璧をなす巨大モール「京東(JD.com)」の設立日である6月18日を記念日として、2010年から開始されたECセールだ。

「中国向けオンラインショップ全日空海外旗艦店」は、日本の特産品や逸品を全日空の冠のもと中国市場へ安心・確実なスキームで配送する中国向けオンラインショップである。現時点での全日空海外旗艦店における、「618商戦」の実績は以下の通り。

◆店舗ランキング:天猫国際(Tmall Global)2位
◆商品ランキング:天猫国際(Tmall Global)トップ20に18商品がランクイン


それぞれ、セール初日である2024年5月20日時点、清酒焼酎カテゴリにおける結果となる。海外で人気を集める国産酒類だが、より一層の注目を集めている状況がうかがえるだろう。

中国市場から根強く求められている製品カテゴリ

現時点での結果を受け、ACD担当者は以下のようにコメントする。

「全日空海外旗艦店が強みを持つ清酒焼酎の市場は日々変化しています。昨今は日本製品への向かい風が吹いていた影響で、日本企業の撤退や縮小が見受けられました。一方で、香港の越境EC店舗による販売や、中国国内で製造された清酒がランキング上位に食い込むなどのニュースもあり、中国市場から根強く求められている製品カテゴリであることを感じます」

清酒焼酎の根強い人気、これからの伸長が期待できる状況だといえるだろう。ACDは6月1日からの「618商戦」本番に向け、引き続き中国の顧客へ日本製品の魅力を届ける姿勢を見せる。今後のセール動向に注目、期待したい。


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