オンライン決済の番犬「ワンタ」によるEMV 3-Dセキュアの登録推進キャンペーンを開始

藤井竜太朗【MIKATA編集部】

一般社団法人日本クレジット協会は、オンラインショッピングをするクレジットカード利用者に対して、本人認証サービス(EMV 3-Dセキュア)への登録を推進するため、6月1日より、ワンタイムパスワードをキャラクター化したオンライン決済の番犬「ワンタ」による本人認証サービスの周知啓発キャンペーンを開始した。

キャンペーン開始の背景

キャンペーン開始の背景画像元:一般社団法人日本クレジット協会

一般社団法人日本クレジット協会によると、クレジットカード不正利用の手口は日々巧妙化しており、2023年のクレジットカード不正利用被害額は540.9億円という。また、クレジットカードの不正利用被害額のうち、番号盗用による非対面取引での不正利用被害額が占める割合は年々上昇し、近年では9割以上を占めているとのこと。

そこで、同協会では、オンラインショッピングにおけるクレジットカードの不正利用を未然に防ぐため、クレジットカード利用者に対し、オンライン決済の番犬「ワンタ」による本人認証サービスを推進するための周知啓発キャンペーンを開始した。

より安全安心なオンラインショッピングのために

より安全安心なオンラインショッピングのために画像元:一般社団法人日本クレジット協会

経産省では、2025年3月末までに全てのEC加盟店に対し、本人認証サービス(EMV 3-Dセキュア)の導入を求めており(※)、EMV 3-Dセキュアは、これからのオンラインショッピングには欠かせないクレジットカードセキュリティのスタンダードになっていくといわれている。安全安心なオンラインショッピングのために、クレジットカード利用者は契約しているカード会社のサイトやアプリで登録し、まだ導入していないEC事業者も早急に導入を進めていきたいところだ。

(※)出典元:クレジットカード・セキュリティガイドライン【4.0 版】