楽楽B2Bに「GPT-4o搭載」 AI-OCRで発注書を高精度で読み取り

ECのミカタ編集部

GPT-4o搭載、手書き発注書も高精度で読み取るAI-OCR機能、楽楽B2Bにてβ版を7月より提供開始

株式会社ネットショップ支援室(以下:ネットショップ支援室)はクラウドサービス「楽楽B2B」にて、OpenAIの最新AIモデル「GPT-4o」を使用したAI-OCR(※1)で発注書の情報を読み取り、発注内容を自動入力する機能を2024年7月よりβ版にて提供開始する。
※1:AIを応用し、あらゆるフォントや手書き文字を正確に認識する技術

撮影するだけで発注データを自動作成

今回提供を開始するAI-OCR機能はOpenAIの最新AIモデル「GPT-4o」を使用することで、PC活字・手書き共に高い識字率を実現。本機能の提供によって、受注登録業務の手間を大幅に削減し、企業間取引の業務効率化に貢献するとしている。

本機能はFAXで受領した発注書をスマートフォンで撮影しアプリで読み取ると、品名・価格・点数・金額などが読み込まれ、自動で発注データが作成される。

従来のAI-OCRと比べて発注書の形式制限がなく、複雑な初期設定や長期に渡る機械学習も不要で即時利用開始可能だ。

なお、今回公表されたβ版は一部のユーザーに向けて提供、その後、全ユーザー向けに提供予定となっている。

段階的なDXを推進

企業間取引において、FAXでの手書き注文書の割合は未だ高く、AI-OCRでの読取自動化は多くの企業が導入、または導入検討している状況だ。

しかし、従来のAI-OCRは手書き文字の識字率が低い・書式制限があるなどの課題も多く、思うように自動化が進まないケースもあるのが現状でり、高精度な文字認識技術が常に求められていた。

この課題をOpenAIの最新AIモデル「GPT-4o」の導入によって解決。高い識字率と正確な情報処理によって、デジタル受発注への移行負担を軽減し、段階的なDXを推進するだろう。β版から全ユーザー向けの提供開始時期に期待が集まりそうだ。


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