阪急阪神エクスプレス G-APOS公開で世界の主要空港、港湾189カ所の状況把握が可能に
阪急阪神ホールディングスグループのコア事業の1つ、国際輸送事業を担う株式会社阪急阪神エクスプレス(以下:阪急阪神エクスプレス)は2024年6月10日、「Global Airport/Port Operation Status(以下:G-APOS)」の公開を本格スタートした。
世界の主要空港、港湾オペレーションを把握
G-APOSは世界の主要な空港・港湾、計189カ所のオペレーション状況が一目で分かる英文のサポートコンテンツ。阪急阪神エクスプレスのホームページ上で公開される本サービスの特徴は、主に以下の通りだ。
◆世界の主要な空港・港湾オペレーション状況をお知らせ
◆世界地図上のインフォメーションマーク(i)で、何らかのリスクを抱える地域が一目で分かる
◆「Severe Risk」「Mild/Moderate Risk」「Normal」の3段階のシグナル表示でリスクを可視化
◆各シグナルをクリックすることで、詳細情報を表示(※1)
◆毎営業日更新
※1:阪急阪神エクスプレス現地法人・代理店からの情報をベースとしているが、実際の空港・港湾オペレーション状況は刻々と変化するなど、事実とかい離がある場合がある。また、各国の空港・港湾オペレーション状況の説明文は極力簡素化しているため、より詳細な情報が必要な場合は阪急阪神エクスプレス営業担当まで要確認が必要だ。
※画像元:「Global Airport/Port Operation Status(G-APOS:ジーアポス)」2024年6月10日より、当社HP内で本格公開スタート(株式会社阪急阪神エクスプレス)
配送状況の把握に有効
コロナ禍に一部の空港・港湾オペレーション状況がごく短期間で大きく乱れたことで、「現地の状況をいち早く把握すること」に対する顧客ニーズはかつてないレベルまで高まったといえるだろう。新型コロナウィルス感染症の猛威はいったん落ち着きを見せたものの、社会情勢が目まぐるしく変化し、地政学的リスクも高まる状況において「各国の空港・港湾オペレーション状況を把握すること」に対する関心は依然高まり続けている。
阪急阪神エクスプレスは、こうした顧客ニーズに対応するため、約1年をかけてG-APOSの開発に取り組んできた。2024年1月からトライアル公開が開始、今回本格公開するに至ったという。
気候変動の影響や社会情勢が変化する中で、貨物の発着地や経由地がどのような状況にあるのかをいち早く確認できるサービスは貴重だろう。配送トラブルがあった際には正確な最新情報を把握し、顧客に対して迅速なアナウンスを行うことが求められる。G-APOSは物流に関わる多くの事業者に必要とされる存在となるだろう。