株式会社ユーティル（以下：ユーティル）が提供する、ホームページ制作やECサイトなどWEBサイト制作の相談窓口「Web幹事」は、自社サービス経由で発注されたWEBサイト制作の発注相場データから、ECサイト制作の費用相場を調査、結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆調査対象：Web幹事経由で発注された新規WEBサイトを制作案件（n=94）
◆調査エリア：全国
◆調査期間：2022年1月～2023年12月
◆調査方法：自社データベースをもとに抽出
◆出典元：ECサイト制作の平均費用相場（2024年版）（株式会社ユーティル）

ECサイト制作の平均相場は163.2万円

Web幹事経由で発注されたECサイト制作の、発注費用データから作成したグラフは以下の通り。

平均の発注金額は163.2万円。中央値は100.0万円となっており、100万円以下までの費用でECサイトを作っている事業者が約5割、200万円までの費用まで含めると約8割を占める状況となった。

「食品」業界からの発注がトップに

ECサイト制作の発注者を業界別に並べたグラフは以下の通りとなり、発注が最も多い業界は「食品」、次いで「アパレル・雑貨・インテリア」、同率で「エンタメ・レジャー・ゲーム」と続いた。

飲食関連（「食品」と「飲食店・飲食関連サービス」の合計）は全体の約25%と大きな割合を占める。

本調査によってECサイトは幅広い業界にて発注されており、業界を問わずビジネスに不可欠なものとして活用されている状況が浮き彫りになった。

また、多くの事業者が100万円以下で制作していることが明らかとなった。新規でのECサイト制作を検討する場合、本調査の価格を指標にしてみてはいかがだろうか。