CV数増加に向けた施策を実施していない理由は〇〇不足 株式会社Wordeal調査
コンバージョン獲得に特化した記事制作代行サービスを提供する株式会社Wordeal(以下:Wordeal)は、仕事でオウンドメディア業務に従事している担当者を対象に「オウンドメディア実態調査」を実施、結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。
調査概要
◆調査名称:オウンドメディアに関するアンケート
◆調査期間:2024年6月4日〜6日
◆調査方法:Webアンケート方式
◆調査対象:仕事でオウンドメディア業務に従事している担当者138名
◆調査元:株式会社Wordeal
◆出典元:オウンドメディア担当者138名にアンケート!現在のCV数に満足している人はわずか26%(株式会社Wordeal)
KPIはPV数、CVは会員登録数がトップに
オウンドメディア運営において設定しているKPIを聞いたところ「PV数(45.6%)」が1位、次いで「UU数(42.7%)」「メルマガ登録数(32.6%)」「会員登録数(30.4%)」が並んだ。
「公開記事数(23.9%)」といった、いわゆる行動量をKPIに設定していたり、ユーザーの関心度を測る指標にもなる「滞在時間(22.4%)」をKPIに設定していたりと、CVを獲得するためのKPIもさまざまであることが見受けられる。
CVについては「会員登録数(37.6%)」がもっとも多く、「メルマガ登録数(36.2%)」「資料DL数(31.8%)」「SNSフォロワー数(31.1%)」が続いた。
なかには「ウェビナー申込数(29.7%)」や「採用数(10.8%)」をCVに設定するなど、さまざまな目的でオウンドメディアを運用していることが明らかになった。
CV増施策を実施できない理由は「ノウハウ不足」
「CV数を増やす施策を実施しているか」では、「実施している」と回答した割合は53.6%にとどまり、「実施していない」と答えたのは44.2%となった。さまざまな目的を持ってオウンドメディアを運営している一方、半数近くの人がCV数を増やす施策を実施していないことが判明したといえるだろう。
「CV数を増やす施策を実施していない理由」については、「ノウハウ不足(63.9%)」が圧倒的多数を占め、以降「リソース不足(21.3%)」「すでに満足しているから(14.7%)」と続いた。
現在のCV数に満足していないものの、ノウハウがなくてCV数を増やす施策を実施できていない事業者が多いことが見受けられる。
SEO流入、CVR向上が重要となる
一方「CV数を増やす施策を実施している」と回答した方へ、どんな施策を実施しているか質問したところ、「SEOによる流入数UP(59.4%)」「新規コンテンツの制作(58.1%)」が上位を占めた。
CV数を増やすためには、「SEOによって流入数を増やす施策」「CVRを上げる施策」の2つの施策が重要となる。
多くのオウンドメディア担当者がSEO対策によって流入数を増やす施策を実施しているものの、「CTAの数を増やす」や「CTAの位置を変更」といった、CVRを上げる施策を網羅的に実施している人は少数であることが浮き彫りになった。
「ノウハウ不足」や「リソース不足」といった課題を迅速に解決するためには、社外サービスの活用といった対策があげられるだろう。効果的なオウンドメディア運営を実現し、競合と差別化を図るためにも様々な施策を検討したい。