STORES、請求書決済が3Dセキュア2.0に対応 不正利用対策でセキュリティ強化に

ECのミカタ編集部

STORES 請求書決済、クレジットカード決済時の本人認証サービス「3Dセキュア2.0」に対応

STORES株式会社(以下:STORES)が運営するお店のキャッシュレス決済サービスSTORES決済は、2024年7月3日より「STORES請求書決済」において、クレジットカード決済時の本人認証サービス「3Dセキュア2.0」に対応した。

安心・安全な決済環境が実現

3Dセキュアとは、インターネット上でクレジットカード決済を行うために、カードブランドが推奨している本人認証のための仕組みである。

インターネットを通じた購買時、クレジットカード番号等の入力に加えて「事前に登録したパスワード」もしくは、「ワンタイムパスワード」を入力することで、不正利用を防ぐことが可能となる。

今回、「STORES請求書決済」が「3Dセキュア2.0」に対応したことで、STORES請求書決済を利用する加盟店全てにおいて、さらに安心・安全な決済環境が実現した。

3Dセキュアによる本人認証はSTORES請求書決済利用時に自動で適用されるため、加盟店による設定、申し込み等は不要。また、決済手数料に変更はないとしている。

導入数が増加するSTORES請求書決済

STORES請求書決済は、オンラインで簡単に請求ページがつくれるサービス。

請求ページを作成しURLを顧客へ送信、カード情報を入力してもらうだけで決済が完了するため、遠方の顧客への請求や銀行振込の代替としてなど、様々な決済シーンで利用が広がっているという。

※画像元:クレジットカード決済時の本人認証サービス「3Dセキュア2.0」に対応(STORES株式会社)

昨今のキャッシュレス決済の浸透に加えて、手軽な請求手段として導入数が増加したことから、STORES請求書決済の年間流通総額は、2019年から2023年にかけて約5倍に伸長(※1)している。今回のセキュリティ向上によって、さらなる発展が期待されるだろう。

※1:STORES請求書決済 年間流通額推移

不正利用件数の増加に対応

「3Dセキュア2.0」への対応背景について、STORESは以下のようにコメントしている。

「近年、ECサイトやモバイルオーダー等でのクレジットカードの利用増加に伴い、不正利用の件数も急増しています(※2)。こうした背景を受けて、STORES請求書決済では、クレジットカード決済時のセキュリティ強化を目的に『3Dセキュア2.0』を導入しました。これにより、フィッシング詐欺等によるクレジットカード番号盗用による不正利用を抑制し、事業者のみなさま、購入者のみなさまが安心してご利用いただけるようセキュリティの強化を行います」

クレジットカード不正利用に対する対策は、顧客の安全を守ると同時にECサイトの信頼性向上にも繋がる。利便性と安全性の高い決済方法を求める場合の選択肢としてあげられるはずだ。

※2:経済産業省:国内発行クレジットカードにおける年間不正利用被害額推移(出典)日本クレジット協会


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