佐川急便、置き配の選択が受取側も可能に スマートクラブ会員・LINE公式アカウント対象

宮地彩花【MIKATA編集部】

SGホールディングスグループの佐川急便株式会社(以下、佐川急便)は、顧客(荷受人)が荷物の受取方法として「置き配」を選択できるサービスを、2024年9月2日より開始予定であることを発表した。

置き配、2024年9月2日から開始予定

佐川急便は、従来の指定場所配送サービスから個人向けの会員制Webサービス「スマートクラブ会員」やLINE公式アカウント登録者まで置き配の選択対象者を広げる。開始は2024年9月2日予定。商品は飛脚宅配便、飛脚ラージサイズ宅配便、飛脚航空便が対象だ(※1)。

また指定可能な受取場所は、宅配ボックス、玄関前、ガスメーターボックス、車庫、自転車のかご、物置など。詳細については、サービス開始時にホームページで案内するとしている。

※1サービスや荷物の種類および荷送人の意向により、希望に添えない場合もある

利便性向上を第一に物流の効率化へ

現在、佐川急便で置き配を選択できるサービスは「指定場所配送サービス」のみ。これは2020年5月18日に開始され、佐川急便と個別契約を結んだ荷送人向けサービスだ。

今回、個別契約を結んだ事業者から利用者側でも置き配が選択できることにより、受け取り方法の多様化による利便性の向上が見込め、再配達削減によるトラック輸送時のCO₂排出量削減やドライバー業務の効率化が期待できるという。

先日ヤマト運輸が個人向け会員サービス「クロネコメンバーズ」の会員を対象に、置き配での選択が可能になったばかり(※2)。2024年4月の宅配便再配達率調査によれば、約10.4%で前年同月(約11.4%)と比べて約1.0ポイント減、昨年10月(約11.1%)と比べて約0.7ポイント減少している(※3)。

佐川急便の取組も含めて、今後再配達削減に対する動きは社会全体としてより加速するだろう。EC事業者においても宅配事業とサプライチェーン全体の生産性向上にむけた取り組みを考える必要がありそうだ。

※2 関連記事:ヤマト運輸の「宅急便」で置き配が選べるように! EC事業者のメリットや「EAZY」との違いは?担当者に直撃した
※3 出典元:令和6年4月の宅配便の再配達率は約10.4%でした ~前年同月比1.0ポイント減少、前回比0.7ポイント減少~