越境EC、需要と供給が追いついていない状況に? ディーエムソリューションズ調査

ECのミカタ編集部

日本製品が売っていなくて「がっかり」した海外消費者は8割‼日本製品の海外需要に関する実態調査を公開

ディーエムソリューションズ株式会社(以下:DM ソリューションズ)は2024年7月23日、越境EC支援サービス強化の一環として実施した、日本からの越境EC進出国として上がりやすい8カ国に対する日本製品の需要に関する実態調査結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆調査対象:20〜40代の男女
◆調査人数:800名
※備考:年代別に人口割合を基に均等割付
◆調査対象エリア:アメリカ、イギリス、中国、台湾、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ
◆調査期間:2024年6月20日~7月3日
◆調査方法:インターネット調査
◆調査元:ウルロジ調べ
◆出典元:越境ECとは?その将来性や失敗しない始め方5STEPなどを徹底解説【基礎知識】(ディーエムソリューションズ株式会社)

約9割の消費者が日本商品、ブランドを求めている

「日本の商品やブランドについて、「欲しい」と思ったことはありますか?(単一回答)」と質問したところ、「良く思う」が39.9%、「思ったことがある」が47.5%と約9割の海外消費者が日本の商品やブランドが欲しいと回答。日本の商品、ブランドに高い需要があることが判明した。

また、「日本の商品やブランドをECで購入しようとした際に、販売されておらずがっかりした経験はありますか?(単一回答)」という質問に対しては「よくある」が27.5%、「ときどきある」が49.1%と約8割を占める結果に。

日本の商品やブランドが売られておらず「がっかり」したと回答した消費者は多く、高い需要に対して供給が追いついていない状況が明らかになった。

SNSマーケティングが有効

「日本の商品やブランドに関心を持ったきっかけを教えてください。(複数回答)」と質問したところ、「ソーシャルメディア」が70.3%、続いて「友人や家族の口コミ」が36.0%、「テレビやラジオの広告」が34.8%という結果に。7割がSNSを通じた認知となっており、その他と比較して圧倒的になっている。

需要と供給のバランスが崩れている越境ECのマーケティング手法として、SNSマーケティングは有効打になりえる可能性が高い。海外進出はもちろん、販路拡大を目指す事業者の施策検討時に考慮すべきだろう。

「アニメ・マンガ」関連に人気が集まる

「日本のカルチャーで関心のあるものを教えてください。(複数回答)」に対しては、「アニメ・マンガ」が60.5%、「食文化」が57.1%、「自然・観光地」が44.3%という結果に。

寿司やラーメンといった食文化を抜いて、アニメ・マンガが人気カルチャーのTOPを飾ることになった。

円安によるインバウンド需要に加えて、クールジャパンといった国を挙げてのPRといった後押しもあり、アニメ・マンガは日本を代表するカルチャーに成長している。越境EC市場としては今後もフィギュアやアクリルスタンドなど、関連グッズに対する人気が高まっていくことが予想されるだろう。

本調査によって日本の商品やプロダクトは需要過多の状態となっていることが判明した。越境ECへの参入は国内市場と比較して慎重に進めるケースが多いだろう。しかし、一定需要が見込まれる以上、早めの行動が販路拡大に繋がる重要なポイントといえるかもしれない。

越境EC市場での躍進を目指す事業者は、本調査内容をぜひ参考にしてほしい。


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