コロナ禍を経て「健康」に気を使ったギフト需要が増加 カゴメ調査
カゴメ株式会社(以下:カゴメ)は2024年10月7日、ギフトに関する「令和のギフト実態調査」の結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。
調査概要
◆調査名:令和のギフト実態調査
◆調査目的:ギフトを選ぶ際の基準や、贈りたいギフトについて明らかにする
◆調査期間:2024年9月11日~12日
◆調査方法:インターネット調査
◆調査対象:20歳~69歳までの、年に1回以上ギフトを贈る機会があった男女500人
◆出典元:令和のギフト実態調査(カゴメ株式会社)
オンラインを活用してのギフト選びが活発
ギフト選びの情報源については「インターネット検索」37.8%が最も多く、次いで「店頭で探す」が29.2%となった
ECモール(26.2%)やオンラインストア(ブランドやメーカーの公式オンラインストア17.0%、量販店の公式オンラインストア7.6%)といった回答も多く、オンラインを活用してのギフト選びが活発な様子がうかがえる。
ギフトの購入場所については、「ECモール」が43.4%とトップとなり、「デパートの店頭」が41.0%、以降も「ブランドやメーカーの公式オンラインストア」29.2%、「ショッピングセンターモール」26.8%と、オンライン・実際の店舗が交互に並んだ。
ギフトの平均予算は5202円
ギフトの価格帯については、全体の平均予算が5202円。平均金額が最も高いものは「結婚祝い」の8869円、「出産祝い」が8,126円、「仕送り」が6,985円と並んだ。
ライフスタイルが変化しやすいタイミングでのギフトは、平均予算よりも高くなる傾向が読み取れるだろう。
健康を重要視する意見が増加
「コロナ禍(2020年)を境に相手の健康を気遣ったギフト選びを行うようになったか」を調査したところ、約4人に1人が「なった」と回答した。
また、「ギフトを選ぶ際に何を重要視して選ぶか」をコロナ禍前・コロナ禍後で比べたところ、「健康」と「実用性」がそれぞれ3.4%pt、次いで「相手の食生活」が2.2%pt伸長するなど、贈る相手の身体を気遣う様子がうかがえた。
本調査によって現在のギフト需要の動向が明らかとなった。中でも、コロナ禍を経て「健康」というキーワードが伸長している点は注目すべきだろう。年末年始へ向けてクリスマス、お歳暮などギフトを贈る機会は増加する。今後の施策検討に本調査内容を参考にしてみてはいかがだろうか。