eBay Japan合同会社（以下：イーベイ・ジャパン）は2024年10月10日、若年女性の問題に向き合い支援する一般社団法人若草プロジェクトと共同で実施した「情報発信・情報収集に関する調査」の結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆調査期間：2024年9月30日〜10月2日
◆調査対象：全国の20代〜30代女性
◆調査人数：500名
◆調査方法：インターネット調査
◆調査会社：株式会社ネオマーケティング
◆出典元：情報発信・情報収集に関する調査（eBay Japan合同会社）

6割以上が誰かに何かを広めている

今、魅力をひろめたい・ひろめるべきだと思っているものを質問したところ、1位は「推し（26.4%）」となり、続いて2位「グルメ・飲食店（23.8%）」、3位「音楽（19.0%）」が並ぶ結果に。

「ひろめたいものはない（40.8%）」と回答した人を除き、約6割の人はひろめたい・ひろめるべきだと思っているものがあると判明した。

ひろめる方法は「会話の中で（41.8%）」「SNSで（37.6%）」と回答した人が大多数を占めた。この結果から、6割以上は自身がよいと思ったものについて、誰かにひろめている状況が明らかとなった。

8割以上がおすすめした結果、気に入ってもらった経験を持つ

よいと思ったものをすすめた結果相手が気に入ってくれた経験について聞いたところ、「ほとんどいつも気に入ってくれる（14.2%）」もしくは「気に入ってくれることが多い（68.0%）」と回答した人が8割以上という結果に。

一方、よいと思ったものをすすめようとしてやめた経験がある人は半数近くを占めることも明らかに。その理由としては主に以下のような回答が並ぶ。

◆うまく言葉にできないから。いざとなると言葉やエピソードが出てこない
◆すすめたものを否定されるのが怖かったから
◆何となく押し付けがましいと思ったから

半数以上がおすすめから行動を起こす

誰かにすすめられて、自分自身の行動が変化した経験についても質問したところ、半数以上が行動を起こした経験があることが判明した。

行動を起こした決め手については「すすめられたものが魅力的だったから（59.0%）」「自分にメリットがあると思ったから（56.1%）」が上位にあがり、すすめられたものを素直によいと感じ、実践した人が多いことが見受けられる結果となった。

本調査によって、20代から30代の女性の約6割は今「ひろめたい」と思っているものがあることや、実際に周りにひろめた経験を持つことが明らかとなった。また、誰かにすすめられたものを取り入れたことで生活が楽になったり、新たな楽しみが見つかったりした人も多数存在する。

この事実は事業者にとって、実際の「口コミ」の影響力を改めて可視化することになったといえるだろう。ターゲットを明確に絞り、的確な訴求を行うことで「ひろめたい」と感じてもらえる可能性は高くなるだろう。本調査内容を参考に、今後の施策検討を進めてみてはいかがだろうか。