博報堂、3Dアバター試着サービス「じぶんランウェイ」のスマホ版を公開

ECのミカタ編集部

博報堂、3Dアバター試着サービス「じぶんランウェイ」のスマホ版を公開「Rakuten GirlsAward 2024 AUTUMN/WINTER」と連携した実証実験を開始

株式会社博報堂(以下:博報堂)は2024年10月18日、「HAKUHODO-XR」が提供する3Dアバター試着サービス「じぶんランウェイ」において、株式会社博報堂アイ・スタジオとともに、新たにスマートフォンからの顔写真アップロードのみでアバター生成と試着が可能なスマホ版を公開することを公表した。

自身の3Dアバターを通して試着が可能

「じぶんランウェイ」は、ランウェイ形式で複数の自分のスタイルフィッティングを360度見ることができ、後ろ姿や動いている姿を瞬時に確認・比較しながら検討することが可能な3Dアバター試着サービスである。

生活者が自身の3Dアバターを生成すると、おすすめのファッションコーディネートを試着した自分がランウェイ上に登場する。

今回、さらに多くの生活者に手軽に本サービスを利用してもらうよう、スマートフォンからの顔写真アップロードのみでアバター生成と試着が可能になるスマホ版を公開。スマホ版はアプリのダウンロード不要で、web上で利用が可能となっている。

※画像元:3Dアバター試着サービス「じぶんランウェイ」のスマホ版を公開「Rakuten GirlsAward 2024 AUTUMN/WINTER」と連携した実証実験を開始(株式会社博報堂)

服ではなく、意外な自分らしさを買う

博報堂アイ・スタジオが開発を担うスマホ版「じぶんランウェイ」では、“「服を買う」から、「意外な自分らしさを買う」へ。”をコンセプトに、新しい買物体験をより手軽に提供する。

UXも「選んでから着る」から「着てから選ぶ」に進化し、同時におすすめの6着のコーディネート(上下セット)を着用したアバターが続々とランウェイ上に登場する。

ファッションショーのような世界観で、バーチャル空間におけるランウェイを歩く自分のアバターを、360度から客観的、かつ、複数コーデを同時に見ることによって、生活者は“意外な自分らしさ”と出会うことができるだろう。

バーチャル試着したアイテムをECサイトで購入

今回、10月19日に開催される日本最大級のファッション&音楽イベント「Rakuten GirlsAward 2024 AUTUMN/WINTER」、および同イベントで初披露されるイ サルティ ジャパン株式会社の新ブランド「cos to me(コス トゥー ミー)」と連携した実証実験を実施する。

本実証実験では、新ブランド「cos to me(コス トゥー ミー)」のアイテムを「じぶんランウェイ」上でバーチャル試着することができ、さらにバーチャル試着したアイテムの一部を実際にECサイト上で購入することが可能となっている。

博報堂は「本実証実験において、バーチャル試着を通じた“意外な自分らしさ”と出会える体験への生活者ニーズを検証する中で、よりよい買い物体験、ショッピングの新しい形を追求してまいります」とコメントする。また、今後はさまざまな協業パートナーとの実証実験も進める姿勢を見せた。

商品を気軽に、客観的に確認できるこのサービスがスマホで手軽に利用可能となり、より多くの消費者の関心を引くことが期待される。アパレルECのさらなる成長を後押しする存在として、今後の展開に一層の注目が集まるだろう。


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