アリババグループが日本消費者向け越境ECアプリ「TAO」をリリース 高品質な商品をリーズナブルな価格で提供
アリババグループ傘下で国際EC事業を担当するAlibaba International Digital Commerce Group(以下:Alibaba International)は2024年10月8日、日本市場向けの越境ECアプリ「TAO(タオ)」をリリースした。
日本ユーザーが求める購入体験を反映
Alibaba InternationalはアリババグループのECプラットフォーム「淘宝(タオバオ)」の豊富な経験を活かし、日本のユーザー向けに新しいECアプリ「TAO」を提供。日本のユーザーがネットショッピングに求める美意識や購入体験を十分に理解し、それらを最大限に反映させた仕様となっている。
主な特徴は以下の通りだ。
◆日本語カスタマーサービスの提供
◆田中良治氏によるUIデザイン
◆配送サービス×返品保障
◆安心・安全な決済方法
◆ソーシャル機能
◆商品推薦機能
◆初回送料無料
「TAO」はクロネコヤマト、佐川急便などの日本国内の大手運送事業者と協力し、商品を安全に届ける体制を整えている。さらに、購入から40日以内であれば、無料での返品が可能。決済についてもクレジットカード・デビットカード、PayPay、コンビニ決済、Pay-easy等の決済方法に対応し、安心・安全な保障サービスも備えている。
高品質な商品をリーズナブルな価格で提供
TAOでは、淘宝の特徴を活かして高品質な商品をリーズナブルな価格で提供し、さらに日本のユーザーニーズや趣味・嗜好を踏まえた商品を厳選している。
さらに、Alibaba Internationalは日本のユーザーにより良いサービスを提供することを目的に、日本国内に淘宝日本株式会社(タオバオニホンカブシキガイシャ)を設立した。これらの取り組みを通じて、TAOは日本市場に深く根付いた信頼されるECプラットフォームを目指すとしている。
現在、TAOではアパレル・アクセサリー、インテリア家具、家庭用収納、バス寝具、アウトドアキャンプ、ペット用品、調理器具、オフィス用品などのカテゴリーで300万点以上の商品を取り扱う。
今後はユーザーニーズに合わせて継続的に改善とアップデートを行うと同時に、商品数とカテゴリーの拡充も予定しており、国内EC市場での存在感はさらに高まりそうだ。今後の動向に注目したい。