SNSにおけるDM送信の返信率や商談化率は? PRIZMA調査

ECのミカタ編集部

【企業におけるSNSの活用実態調査】SNSマーケティングの最前線!投稿内容・DM・フォロワー施策を紹介!

株式会社PRIZMA(以下:PRIZMA)は2025年1月9日、「SNSの活用実態調査」の結果を公表した。本記事ではEC事業者へ向け、一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆調査期間:2024年12月20日〜23日
◆調査方法:PRIZMAが提供する調査PR「PRIZMA」によるインターネット調査
◆調査対象:SNSにおいて企業名を出して、広報・ブランディング・営業などで活用しているマーケ担当者・経営者・営業担当者・広報担当者・人事担当者(BtoB)
◆調査人数:524名
◆出典元:企業におけるSNSの活用実態調査(株式会社PRIZMA)
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合がある。

「X」「Instagram」の利用率が高い

第一に「どのような形態でSNSアカウントを運営していますか?」と質問したところ、以下のように「企業公式アカウント」が圧倒的に多い結果となった。

◆企業公式アカウント:76.3%
◆経営者個人アカウント:6.1%
◆マーケ担当者個人アカウント:6.1%


続いて「主に活用しているSNSはどれですか?」と質問したところ「X(旧Twitter)」「Instagram」のいずれかがトップに並んだ。

具体的には、企業公式アカウントではXが多く使用されており、経営者アカウントではInstagramが主流。また、マーケティング担当者ではInstagramとFacebookの利用が目立ち、営業担当者や広報担当者ではInstagramが多く使われている一方、人事担当者はXを中心に活用していることが判明した。

投稿内容はアカウント性質によって異なる

「SNSアカウントで主に投稿している内容を教えてください」と質問したところ、アカウントの性質や担当者ごとの役割に応じて、投稿内容の重点が異なることが分かった。

企業公式アカウントは「自社商品/サービスの紹介」が中心であるが、個人アカウントでは「お役立ち情報」や「親近感を感じさせる投稿」が多い傾向が見られる。特に営業や広報では、親近感や個人的な思考を共有することでフォロワーとの距離を縮める意図があると考えられるだろう。

続いて「フォロワー数/つながり数を増やすために主に実施している施策は何ですか?」と質問したところ、「投稿頻度を増やす(47.1%)」が最も多く、「ハッシュタグを効果的に使う(35.3%)」「キャンペーン(特別企画など)を実施する(34.0%)」が上位に並んだ。

DM反応率は6〜10%が最多

「SNSアカウントを運営する目的」において、「DMを活用した商談や営業活動」と回答した方に「DMの送信内容で最も効果的だと感じる文面のタイプはどれですか?」と質問したところ、「自社商品・サービスの具体的なメリットを強調する内容(27.9%)」「相手にとっての課題解決を提案する内容」がそれぞれ27.9%を占めた。

また「1回のDM送信でどの程度の反応(返信率)がありますか?」と質問したところ「6~10%(37.5%)」が最も多く、「1~5%(25.0%)」「11~20%(22.8%)」と続いた。

「DMから商談に繋がる割合(商談化率)」については「6~10%(38.1%)」が最も多く、返信率と同程度であることが見受けられる。

現在、SNSは企業活動において、顧客やターゲットとの双方向のコミュニケーションツールとしての重要性を増し続けている。今後は、より一層パーソナライズされた戦略など、多様化が加速するかもしれない。効率的なマーケティング施策を実現させるためにも、SNSを通した訴求を継続して続ける必要があるだろう。


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