朝日新聞社、「朝日新聞モール」をライトアップショッピングクラブへ事業譲渡

株式会社朝日新聞社（以下：朝日新聞社）は直営通販事業「朝日新聞モール」を2025年3月31日付で、グループ会社である株式会社ライトアップショッピングクラブ（以下：LUSC）に事業譲渡し、運営を移管することを公表した。

シニア層への強みを活かした統合

朝日新聞社は、2014年に「朝日新聞SHOP」を立ち上げ、シニア世代を中心とした生活者の悩み解決商品を通じ、通販事業を本格化。「朝日新聞モール」は2022年にオープンした。

一方、LUSCは1971年にソニーグループのレコード通販会社として設立以来、衣料品や雑貨、食品などをカタログやオンラインを通じて販売。両社の顧客基盤について、共にシニア層を強みとしていることから、2024年5月に朝日新聞社がLUSCの全株式を取得していた。

新商品やサービス開発に注力

発表された「朝日新聞モール」を2025年3月31日付でLUSCに譲渡、運営を移管することについて朝日新聞社は、「今後、朝日新聞社の通販事業が培ってきたブランド力を、LUSCに引き継ぎ、お客様の生活を彩る、新たな商品やサービス開発に、より一層力を注いでいく」としている。

朝日新聞社ではLUSCをグループにおける通販事業の中核会社と位置づけており、今回の「朝日新聞モール」の譲渡も事業成長を目指す一環と言えそうだ。