Micoworks、LINE公式アカウント配信を最適化するAIサービスを提供

ECのミカタ編集部

Micoworksがプラットフォーム『MicoAI』を開発!第一弾としてMicoCloud(ミコクラウド)上で配信を最適化する「AIセグメンテーション」機能を提供開始

Micoworks株式会社(以下:Micoworks)は2025年2月13日、AIで顧客とのコミュニケーションを最適化するプラットフォーム「MicoAI」を開発し、その第1弾として、マーケティングツール「MicoCloud(ミコクラウド)」上でのLINE公式アカウントのパーソナライズ配信をより高度化する「AIセグメンテーション」機能の提供を開始したことを発表した。

マーケティングインパクトの最大化を目指す

AIで顧客とのコミュニケーションを最適化する「MicoAI」は、Micoworksが提供する顧客体験最適化のためのAI機能の総称となる。

LINE公式アカウント拡張ツール「MicoCloud」は、1100アカウント以上の導入実績と、アクチュアルデータとして顧客アンケートやメッセージ配信結果、LINE公式アカウントでの反応をベースとした12億の顧客セグメントを生成している。

今回提供が開始された「AIセグメンテーション機能」は、顧客とのコミュニケーションデータをもとに、顧客セグメントと配信を行うことで、効率的かつ効果的なマーケティング施策の実現を目指すもの。Micoworksではこの機能を活用することによって「顧客エンゲージメントやコンバージョン率の向上、配信費用に対する効果改善が期待できる」としている。

※画像元:Micoworksがプラットフォーム「MicoAI」を開発(Micoworks株式会社)

「北欧、暮らしの道具店」での実証実験では、従来比で反応率220%に

Micoworksでは今回の発表にあたり、株式会社クラシコムが提供する「北欧、暮らしの道具店」LINE公式アカウントにおける実証実験の結果も報告。「北欧、暮らしの道具店」ではすでに「MicoCloud」を導入していたが、さらなるコミュニケーションの深化を実現するべく、「AIセグメンテーション」の実証実験(※1)を実施。その結果、従来の一斉配信と比較してコンバージョン率を含めた反応率が220%を超える結果となったという。

※1:実証実験期間:2024年11月6日〜22日

※画像元:Micoworksがプラットフォーム『MicoAI』を開発(Micoworks株式会社)

◆AIセグメンテーションの効果測定
▷手動とAIにてセグメンテーションを活用した際の、クリック反応率の比較。
▷AI予測による反応率が高い上位の顧客群に対して配信を行った際、全体配信と顧客群に絞った配信のクリック率を比較。
▷AI予測による反応率の期待が薄い下位の顧客群に配信をしない際のブロック率を検証。

顧客のエンゲージメント向上を実現

従来型のLINE公式アカウント運用では、顧客セグメント作成と配信設定に多くの時間と労力がかかり、迅速な検証とテスト方法にも制約があったとMicoworksは指摘。同じく、従来の手法は専門知識が求められるため難易度が高く、配信対象を絞りすぎると効果が限定的になってリーチできる顧客層が狭まると課題を提起している。

こうした状況に対して同社は、LINE公式アカウントの一斉配信時に反応率の高い顧客群をAIによって分類し、企業から顧客への情報をパーソナライズすることで、反応数の向上、ブロック率低下をはじめとする顧客のエンゲージメント向上を実現させるとした。

LINE公式アカウント配信配信の最適化によって顧客一人ひとりに合った情報を届け、エンゲージメント最大化を目指すための新サービスと言えそうだ。


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