STORES、店舗運営に必要なサービスを一つにまとめた低価格の新プランを提供開始
STORES株式会社(以下、STORES) は2025年3月27日より、ネットショップ・キャッシュレス決済・POSレジなど、店舗運営に必要なサービスを一つにまとめた新プラン(以下、本プラン)を提供開始した。
あらゆる業種・業態でシンプルに活用可能
本プランはシステムの選定・導入・運用の煩雑さを解消し、あらゆる業種・業態の店舗がシンプルに活用できるパッケージ。
システムごとに個別契約する場合と比べて、月額コストを抑制。月額0円・決済手数料2.48%〜のプランも用意。店舗の規模や成長段階に応じた柔軟な選択が可能となる。
本プランの概要は以下の通り。
◆提供開始日:2025年3月27日
◆対象:中小事業者(※1)
◆新プラン名
▷フリープラン: 月額0円/決済手数料2.48%〜
▷スタンダードプラン:月額3300円(税込)/決済手数料1.98%〜
※1:日本国内で事業を営む事業者であって、中小企業基本法が定める「中小企業者」に該当する会社及び個人であること。上場企業の持分法適用会社、連結子会社、またはフランチャイズ提携先ではないこと。年間の対面でのキャッシュレス決済総額が3000万円未満(事業者における総額)であること。その他、「販売プランに関する特約」が定める要件
※画像元:店舗運営に必要な7サービスをまとめた 新プランを提供開始(STORES株式会社)
店舗運営に必要なサービスをワンストップで提供
STORESの発表によると、新プランで実現できることは主に以下の通りとなる。
◆店舗運営に必要なものをパッケージ化
業種・業態問わずあらゆる店舗運営に必要なサービスをワンストップで提供する。
◆低価格
月額のシステム利用料が個別契約と比べて半額以下(※2)となり店舗運営のコスト負担を軽減する。
◆契約・請求はひとつで完結
事業の状況や成長に応じた組み合わせやプランを選択できる。
◆管理画面・データを集約
全てのデータを統合し、売上把握や分析にかかる工数を削減。スピーディーな意思決定を実現する。
◆サポート窓口もひとつに
問い合わせの窓口が一本化され、トラブルや疑問が生じた際も手間をかけることなく、スピーディーに解決する。
※2:STORESサービスを個別契約した場合の試算
中小事業者のデジタル化を支援
物価上昇や人手不足が進む中、店舗運営の難易度は年々上昇。デジタル活用による業務効率化や顧客体験の向上が不可欠となっている。
一方で、中小事業者のデジタル活用の現場では「何から始めて良いかわからない」「予算の確保が難しい」といった課題(※3)に加え、サービスごとの契約・導入・運用の煩雑さが重なり、デジタル活用の障壁が多層化していると、STORESは指摘。その結果、本来の目的である業務改善や売上拡大にたどり着く前に、立ち止まってしまうケースが少なくないという。
同社はこうした課題を解決すべく、店舗運営に必要なサービスを一つにまとめ、より手軽でシンプルに、低価格で利用できる本プランの提供に至った。
2025年春以降には、事業者の資金繰りや事業投資を支援する新サービスの提供を計画しており、本プランへの追加を視野に入れているとのこと。実現すれば、新規開業時や成長フェーズでの資金面の負担を軽減し、さまざまな側面から事業者を支援する新たなサービスになりそうだ。
※3:東京商工会議所「中小企業のデジタルシフト・DX実態調査集計結果(2025年1月10日)」