セイノー情報サービス、物流版AIエージェントの開発を開始

ECのミカタ編集部

セイノー情報サービス、物流業界で初となる物流版AIエージェント「ロジスティクス・エージェント」の開発をスタート!

株式会社セイノー情報サービス(以下、セイノー情報サービス)は、国内外の企業に対する新たな価値を提供するため、物流業界では初となる物流版AIエージェント「ロジスティクス・エージェント」の開発を表明した。

AIが人に代わって物流現場の状況を分析・判断、未来を予測

物流版AIエージェント「ロジスティクス・エージェント」は、AIが人に代わって物流現場の状況を分析・判断、未来を予測し、問題解決のための改善アクションをガイド。自律型AIエージェントが人の承認を得ながら、必要な処理を自動実行する。

この開発に際しては、セイノー情報サービスが西濃運輸グループおよび一般企業向けに提供する物流ITソリューションで培った技術・メソドロジーに加え、蓄積した体系的な物流ナレッジおよびアプリケーションデータが最大限活用されている。

同社では、ロジスティクス・エージェントの達成段階をレベル0から6に定義づけ、2025年にはレベル2~3(問題を検知し取るべき行動を示唆、人の承認をもってAIが自動実行する)へ進行する計画としており、2030年を目処にレベル6となる「汎用化・民主化」を視野に入れている。

同社は本サービスについて、「人手不足をはじめとする物流の諸問題を解決、物流管理・物流現場を高度化する革新的なソリューションとして、国内マクロ物流コスト(約50兆円)(※1)における管理系コスト(約1.4兆円)(※1)を大幅に削減するとともに、50兆円全体の効率化を目指して社会課題を解決し、持続可能な物流の実現に貢献する」としている。

人手不足の打開策となりえる革新的なサービス

物流版AIエージェント「ロジスティクス・エージェント」の表明イベントでは、本サービス開発の背景を皮切りに、コンセプト、ユースケース、その効果を解説。また、ロジスティクス・エージェントのデモンストレーションや動画を通じ、ロジスティクスおよびサプライチェーンにおける活用イメージが説明された。

ロジスティクス・エージェントは、国内では初となる物流版AIエージェントであり、これまで物流現場を担ってきた人になり替わって状況を分析判断し、未来を予測して改善策を示唆するものとなる。

加えてアクションの一部を代行するなど、進行する人手不足の打開策となりえる革新的なサービスであるとした。

社会課題を解決し持続可能な物流の実現に貢献存在として、今後の動向に期待が寄せられる。

※1:出典:公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会 物流コスト調査(2023年度)


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