K-ブランドオフ、「ShopShops」に出店 トランプ関税下の北米新市場開拓強化に挑む
株式会社K-ブランドオフ(以下、K-ブランドオフ)は2025年5月8日より、ライブコマースプラットフォーム「ShopShops(ショップショップス)」にブランドリユースに特化した店舗として日本で初めて出店することを発表した。
「BRAND OFF」の認知度向上と拡大を目指す
「ShopShops」アプリを利用してライブ配信をするホスト(ライバー)はアメリカ、カナダ、UK、フランス、イタリア、日本、シンガポール、中国、韓国などさまざまなロケーションから北米などの消費者に対して主にリユース商品を紹介、販売している。
K-ブランドオフは本出店により、北米を中心としたグローバル顧客との新たな接点を創出し、「BRAND OFF」の認知度向上と越境EC事業のさらなる拡大を目指す。
同社は本件にて期待される効果について、以下の内容をあげている。
◆リアルタイムなブランド体験の提供
ライブ配信を通じて商品の魅力や状態を詳細に伝え、ブランドの世界観をリアルタイムで共有。視聴者との双方向コミュニケーションにより、顧客エンゲージメントを高める。
◆新規顧客層の獲得
「ShopShops」が持つグローバルなユーザーベースにアクセスし、これまでリーチできなかった新たな顧客層との接点を創出する。
◆越境EC売上の拡大
ライブコマースならではの臨場感と限定感で購買意欲を促進し、越境ECにおける売上拡大を目指す。
北米市場で長期的に有利な立場を築く
K-ブランドオフは、北米のユーザーが多いライブコマースプラットフォーム「ShopShops」に出店した背景について、品質の高い日本の中古ブランドへの人気向上があげられると述べる。
また、いわゆる“トランプ関税”の影響については「当社は長年の経験で培った市場の変化に対応する力や、柔軟な価格設定によって乗り越えられると考えています。むしろ、他の企業が動きにくい今がチャンスだと捉え、この機に北米市場で長期的に有利な立場を築くことを目指します」とした。
ShopShops CEO Liyia Wu氏も、K-ブランドオフの出店について「(K-ブランドオフの進出により)米国のお客様は、他ではなかなか手に入らないような、より幅広く、より高品質な中古高級品のセレクションをご利用いただけるようになります」と期待を寄せる。
約15年の越境EC経験とライブコマース実績を武器に、新たな販路開拓に挑戦する同社の動向に今後も注目したい。