国民生活センター、価格が不自然に安い「お米の詐欺サイト」について注意喚起

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ECのミカタ編集部

お米の詐欺サイトが出没中!価格が不自然に安いなど怪しいサイトにはご注意!

独立行政法人国民生活センター(以下、国民生活センター)は2025年5月20日、「お米の詐欺サイト」について消費者に注意を呼びかけた。

決済後に商品が届かないなどの事例

国民生活センターは公式サイトにおいて、「お米の詐欺サイトが出没中!価格が不自然に安いなど怪しいサイトにはご注意!」として、以下3つの相談事例を挙げて注意を促している。

◆事例1
インターネット検索でヒットしたサイトで、国産米で1個あたり4250円が割引価格で1275円と書かれており、米10キロを2個購入してクレジットカードで決済。注文完了メールが届かないため、インターネットの口コミを探したところ、詐欺サイトだという情報があった。サイトに記載の電話番号に電話してみたが、使われていないとのことだった。クレジットカード会社に電話で連絡し、カード利用停止を行ったが、他にどうすればよいか。(2025年4月受付 20歳代 男性)

◆事例2
お米の通販サイトを見つけ、クレジットカード決済をした。確認メールが来なかったので不審に思い、キャンセルしようとしたが手続きができず、メールも返事がない状況となった。電話もつながらず、住所は無関係の店のものだと分かり詐欺だと思った。クレジットカード会社に連絡をしてカード利用停止を行ったが、クレジットカード情報の悪用が心配。(2025年4月受付 50歳代 男性)

◆事例3
夫が、画像投稿アプリに表示された広告からお米を注文。代金3899円をクレジットカード決済すると、本人確認を要求するメールが届いた。記載の代金が同じ3899円だったので、お米の購入手続きだと思ってボタンをクリックしたところ、購入商品がサングラスとなっている領収書がメールで届いた。クレジットカード会社に連絡をしてカード利用停止を行った。お米もサングラスも届いていないが、どうすればいいか。(2025年4月受付 50歳代 女性)

「お米の詐欺サイト」を避けるためのポイント示す

国民生活センターはこうした事例に対して、「注文前に、サイトの事業者情報を確認し、チェックすることが大切です。サイトに表示されている事業者の名称、住所、電話番号などの連絡先をインターネット検索で調べるなどして、不審な表示がないかよく確認をしましょう」と助言。

そのうえで下記のチェックリストを示した。

EC事業者は、改めて自社のサイトを見直し、顧客に誤解を与えるものになっていないか、安心して買い物できる環境を提供できているか、消費者の立場に立って確認しておくことが望ましい。

参考:お米の詐欺サイトが出没中!価格が不自然に安いなど怪しいサイトにはご注意!(独立行政法人国民生活センター)