阪急阪神百貨店、WOVN.io導入で海外顧客向けに4言語対応を強化

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ECのミカタ編集部

阪急阪神百貨店、店舗サイトを WOVN で4言語対応

Wovn Technologies株式会社(以下、WOVN)は、同社のWebサイト多言語化AIソリューション「WOVN.io(ウォーブン・ドットアイオー)」が、株式会社阪急阪神百貨店の店舗サイトおよび公式通販サイトに導入され、英語・簡体字・繁体字・韓国語の4言語に対応したと発表した。

海外顧客に届きやすい高品質な多言語発信

今回、「WOVN.io」は、阪急阪神百貨店が運営する以下のWebサイトにおいて、一部ページに英語、簡体字、繁体字、韓国語の4言語対応を実現した。

●阪急百貨店/阪神百貨店/HANKYU HANSHIN E-STORES/海外のお客様向けサイト

WOVNによると、Webサイト多言語化ソリューションの選定にあたっては、以下の3点が採用の決め手となったという。

◆複数サイトで翻訳資産を横断的に活用し、UX向上が図れる
複数ドメイン間で翻訳資産を共有することにより、海外顧客にとってわかりやすく、一体感のある店舗サイト作りを可能にする。

◆海外SEO対策で検索流入増加を図り、集客を促進できる
海外SEOに必要なタグ設定や言語別URLの発行が容易に行えるため、多言語ページが海外の検索エンジンに適切にインデックスされ、検索流入の増加が期待される。

◆WOVN.copilotを活用し、より高品質な翻訳を手間なく実現
特に海外顧客に発信したいページにおいて、WOVN.copilot機能を活用。業務負荷を増やすことなく、ターゲットに届きやすい高品質な多言語発信を目指す。

※画像元:阪急阪神百貨店、店舗サイトを WOVN で4言語対応(Wovn Technologies株式会社)

多言語サイトの整備を進める

関西を中心に展開する阪急阪神百貨店の店舗サイトでは、これまでも一部多言語対応が行われていたものの、リソース不足や高コストが障壁となり、タイムリーな情報発信が難しい状況が続いていたという。

さらに、各店舗では毎週のように新たなイベントが開催されており、施設案内に加えてリアルタイムな情報を多言語で発信し続けるには、多言語サイト運用の一元化と自動翻訳の導入が不可欠だった。

こうした課題を解決する手段として、WOVN.ioの機能が同社のニーズにマッチしたことから、今回の導入に至った。

阪急阪神百貨店は、「今後も世界中のお客様に対して日本や百貨店の魅力を届けられる商品やコンテンツの企画を行い、その情報をわかりやすく届けられる多言語サイトの整備を進めます」と表明。WOVNも「海外への情報発信やインバウンド集客の強化を図る企業様をこれからもご支援していく」という。両社の今後の展開にも期待したい。