Allbirds、使用済みシューズの回収・再販プログラム開始
快適さと地球環境への配慮をブランドの核とし、革新的な天然素材とサステナブルなデザインで快適な履き心地を提供し続けている、米国発のシューズブランド「Allbirds」。2025年8月7日、シューズの循環を目的としたリユースプログラム「ReRun」を本格開始した。
リユース品をオンラインストアで販売
リユースプログラム「ReRun(以下、本プログラム)」は、顧客が愛用してきた「Allbirds」シューズに「第二の人生」を贈り、廃棄されることなく新たな価値と共に次の持ち主へ循環させる、未来志向のビジネスモデルである。
2025年8月7日より「Allbirds」の直営店3店舗(原宿・丸の内・大阪)にて、シューズ回収サービスを開始。回収に協力した顧客には、直営店での購入時に利用できる1,000円分のギフトカードを配布する。
回収したシューズは、リユース・リペア分野で高い専門性と技術力を持つKISH株式会社が1足ずつ、ていねいに洗浄・補修。生まれ変わったシューズは、9月上旬オープン予定のオンラインストア「Allbirds ReRun Store」を通じて再販される。
※画像参照:米国発シューズブランドAllbirdsが、愛用シューズに「第二の人生」を(Allbirds)
製造と再利用の両面から地球環境へ貢献
「Allbirds」によると、使われなくなったシューズのうち約95%は廃棄されているという。こうした状況を背景に、同社は「捨てる」という選択肢から「次の人に受け継ぐ」という選択肢を提示している。
同社はこれまでも自然との共存に向け、天然由来素材へのこだわりや再生可能エネルギーの活用などにより、カーボンフットプリントの削減を進めてきた。
今後はReRunを通じて資源の循環をさらに推進し、製造と再利用の両面から地球環境への貢献を実現していく方針だ。
Allbirdsは、「このReRunが『ブランドが自ら中古品を回収・再販する』という流れを作り出す、飛躍的な一歩となればと考えています」とコメントしている。本プログラムの今後の動向に期待が寄せられる。