SUPER STUDIO、コマース事業に特化したAIエージェントを提供開始
株式会社SUPER STUDIOは2025年8月19日より、コマース事業に特化したAIエージェント「ecforce AI」の提供を開始した。
PDCAサイクルや意思決定スピードを加速
「ecforce AI」は、コマース事業の運営に必要なデータを横断的に活用し、業務のサポートから実行までをワンストップで行うAIエージェント。SUPER STUDIOは同サービスの特徴として、以下の4つをあげている。
◆業務効率化と即時化
設定手順や操作仕様の確認、データ取得・分析、KPI集計、施策提案、商品説明文・メールテンプレート・FAQ作成などの実行業務までが可能。
◆自然言語による直感的な操作
専門的な知識やSQLスキルが不要で、非エンジニアでも自然言語で直感的に利用できるUI/UXを実装。
◆プロダクトを横断したシームレスな連携
ecforce・ecforce cdp・ecforce bi・ecforce maのデータを横断し、1カ所で質問、施策まで実行できる環境を実現。
◆データに基づく高度な意思決定
施策立案や経営判断の基となる情報・データをすぐに取得できるため、PDCAサイクルや意思決定スピードを加速する。
※画像元:統合コマースプラットフォーム「ecforce」、コマース事業に特化したAIエージェント「ecforce AI」を無償で提供開始(株式会社SUPER STUDIO)
AI活用が必要不可欠
SUPER STUDIOは「ecforce AI」開発の背景として、「近年、コマース市場の急速な成長と多様化に伴い、事業者はデータの分断・複雑化する運用体制・人的リソースの不足という三つの課題に直面している」と指摘する。特に、データの分断においては、複数のツールを併用することでシステムがサイロ化し、顧客理解や事業全体の最適化が困難になるケースが多く見られるという。
また、「AI活用による業務効率化と意思決定の高度化は、多くのコマース事業者にとって必要不可欠となりつつあります」とも。こうした背景を受けて、コマース事業に特化したAIエージェント「ecforce AI」を開発するに至った。
本サービスはecforce・ecforce cdp・ecforce bi・ecforce maの管理画面上で、無償で利用可能(※1)。なお、2025年内をめどに一部有償提供となる見込みである。
コマース事業者のさらなる事業成長に貢献
SUPER STUDIOは今後について、次のようにコメントする。
「コマース事業者がAI時代に対応できるビジネス基盤を構築できるよう、プロダクトのアップデートと開発を続けてまいります。今後も最新の技術を積極的に活用し、誰もが事業運営・推進ができる環境を提供することで、コマース事業者のさらなる事業成長に貢献してまいります」
事業運営における業務効率化と意思決定の高度化を実現するサービスとして、今後の展開にも期待が寄せられる。
※1:ecforce・ecforce cdp・ecforce bi・ecforce maの利用に関しては、別途費用が発生する