Nint、2025年9月初旬よりTikTok Shopのデータ提供を開始
株式会社Nint(以下、Nint)は2025年9月初旬より、国内向けにTikTok Shopのデータ提供を開始する。
戦略設計と参入を後押し
2025年6月にTikTok Shopが日本市場へ本格展開したことを受け、Nintはこれまで提供していた国内主要3モール(「楽天市場」「Amazon」「Yahoo!ショッピング」)に加え、TikTok Shopのデータの提供を2025年9月初旬より開始。これにより、4モールをあわせた横断的な分析が可能となり、今後さらに企業の戦略策定や参入促進を後押ししていく、と発表した。
同社は提供するTikTok Shopのデータによって、以下のような多角的な調査が実現すると説明している。
◆カテゴリ分析:どのジャンルがいくら売れているか、第三階層まで調査可能
◆カテゴリ × ショップ分析:各カテゴリごとの主要ショップの売上規模を調査可能
◆カテゴリ × 商品分析:各カテゴリで売れている商品を特定、月次レポートの提供が可能
◆ショップ × 商品分析:競合ショップの売れ筋商品調査が可能
◆クリエイター分析:対応計画中
これらの分析により、市場規模・競合出店者・販売動向を長期的に把握できる。加えて、企業の戦略設計や販促施策に必要な定量データを、一元的に活用できるようになる。
販路拡大と競争力強化を支援
株式会社Nint 代表取締役社長の吉野順子氏は、本件について次のようにコメントしている。
「(前略)当社では、これまでも、同プラットフォームが展開されている市場において、TikTok Shopのデータ分析を通じたEC販売支援を提供して参りました。(中略)ECを展開される企業様にとって、より確実な市場理解と効果的な戦略展開に貢献して参ります」
Nintが既存顧客にヒアリングを行ったところ、運用ノウハウの不足や市場戦略設計の難しさから、多くの企業がTikTok Shopでの販売方法に悩みを抱えていることが明らかになったという。
Nintは国内初(※1)となる4モール対応のデータ提供サービスで、企業の戦略策定や販促施策の精度を高め、年末商戦や新規販路開拓における競争力向上を支援する方針を示す。多くの事業者に役立つサービスとして、今後の動向に期待が寄せられるだろう。
※1:Nint調べ(2025年8月時点、主要3モールとTikTok Shopに対応したデータ提供サービスとして)