GMOメイクショップ、「U-KOMI」を提供するサブスパイアと資本業務提携を締結
GMOメイクショップ株式会社(以下、GMOメイクショップ)は2025年8月27日、株式会社サブスパイア(以下、サブスパイア)と資本業務提携契約を締結したことを公表した。
レビューやUGCを資産として活用
EC事業者がレビューやSNSコンテンツ(画像・動画など)を、効果的に活用できるUGCツール「U-KOMI」を提供しているサブスパイア。一方、GMOメイクショップは、レビューやUGCといった「独自データ」を自社資産として蓄積・活用し、AIエージェントが主導する新時代のECにおいて、EC事業者が競争優位性を確立できる環境の提供を目指してきた。
こうした背景のもと、同社はECサイト構築SaaS「makeshop byGMO」における「独自データ」の活用支援を強化すべく、「U-KOMI」を提供するサブスパイアとの資本業務提携を決定した。
本提携を通じて、レビューやUGCを資産として活用する環境の構築を進める方針だ。あわせて、EC事業者に対する新たな価値提供を実現し、「makeshop byGMO」ならではの価値を実感できる環境を整え、EC事業者の成長を支える取り組みを強化するとしている。
※画像元:レビュー・UGC活用ツール「U-KOMI」を提供するサブスパイアと資本業務提携を締結(GMOメイクショップ株式会社)
未来のコマースをリード
本件について、両社代表は以下のようにコメントする。
◆GMOメイクショップ株式会社 代表取締役社長CEO 向畑憲良氏
「今回の資本業務提携は、AIエージェントが主導するコマース時代を見据え、AIによる推薦精度を向上させるための重要な戦略の一環となります。GMOメイクショップでは、今回の提携を通じて、EC事業者様がAI時代のなかで競争優位性を確立する環境を提供し、未来のコマースをリードできるよう支援してまいります」
◆株式会社サブスパイア 代表取締役 チャーチル・ライリー氏
「本提携により、ユーザー生成コンテンツ(UGC)を最大限に活用するための環境を整備し、EC業界に新たな価値を提供していく所存です。今後も、AIやデータ活用を通じて、EC事業者の成長を支援し、業界全体の進化に寄与していきたいと考えています」。
「独自データ」資産の蓄積と活用の標準化を推進
商品を購入する際にレビューを確認するユーザーは全体の約96%(※1)にのぼる。ECを利用する多くのユーザーにとってレビューは購買決定における必須情報として位置づけられている。
モール型ECではレビューがプラットフォームに帰属するのに対し、自社ECサイトにおけるレビューは“自社固有の資産”となり、CVR向上や売上への貢献が期待できる。GMOメイクショップは、「makeshop byGMO」と「U-KOMI」の連携を通じ、レビューやUGCを活用した「独自データ」資産の蓄積と活用の標準化を推進する方針を掲げる。
今後は「makeshop byGMO」専用プランの提供を皮切りに、EC事業者が自社の「独自データ」を成長エンジンとして活用できる環境を整備。レビューやUGC活用に強みを持つ「makeshop byGMO」ブランドの確立を目指すとした。
※1:2024年版オンラインショッピングにおけるレビューに関する調査結果レポート(株式会社TOKYO GATE)