ZETA、生成AI対応を強化する新サービス「ZETA LP」を提供開始
ZETA株式会社は2025年9月9日、動的にランディングページを作成し、生成AIへの対応を強化する新サービス「ZETA LP」の提供を開始したことを発表した。
生成AI時代に、より迅速かつ高度に対応
ランディングページ生成機能は既存の「ZETA CXシリーズ」にすでに搭載されているが、今回「ZETA LP」を「独立したサービスとして提供することでサービス連携の柔軟性を向上させ、生成AI時代により迅速かつ高度に対応できるようになった」としている。
「ZETA LP」は既存の「ZETA CXシリーズ」との連携により、検索・レビュー・Q&A・ハッシュタグなどの多様かつ膨大なデータをかけ合わせることが可能。例えば「ハッシュタグ×Q&A」といったユニークな商品一覧ページを作成できるほか、在庫状況・入荷情報などのステータスに応じたリアルタイムでの商品入れ替えなどにも対応し、ダイナミックなランディングページを実現する。
これにより、GEO効果の最大化と顧客接点の拡大を後押しするとともに、EC事業者のランディングページ作成や運用の負担も軽減。キャンペーンや新商品の展開に柔軟に対応することが可能となる。
消費者の「情報収集方法の変化」を見据える
ZETAは近年の動向について、「ChatGPTをはじめとする生成AIの急速な普及により、消費者の情報収集の方法は従来の『キーワード検索』から『対話による回答探索』へと移行しつつあります。こうした中、生成AIの検索結果に自社サイトの情報が表示されない場合、潜在的な顧客接点や売上機会などを失うリスクがあるため、EC事業者にとって対応策の実施が急務となっています」と指摘。
こうした課題に対する有効な解決策のひとつが「動的なランディングページの大量生成である」と続ける。生成AIに「ユーザーにとって価値が高い情報」と認識されたランディングページは積極的に学習され、生成AI検索の回答結果にも引用されやすくなる。こうした背景を踏まえ、同社は生成AI対応を強化する新サービス「ZETA LP」の提供を開始した。
今後もAIなどを活用したデータ解析の強みを活かし、ユーザーおよびECサイト運営企業に有益なサービスを提供する方針だ。生成AIの普及に伴い、消費者の情報収集・検索行動が大きく変わりつつある中、同社の次なる一手にも期待したい。