ヤプリが「Shopifyアプリ」機能を大幅アップデート OMO戦略を加速
株式会社ヤプリは2025年9月18日、Shopify Japan株式会社が提供するコマースプラットフォーム「Shopify」との連携機能を強化したと発表した。
顧客コミュニケーションと購買体験が進化
今回のアップデートにより、アプリを通じた顧客コミュニケーションと購買体験が以下の3点で進化した。
◆Shopify Flowへの対応
YappliもShopify Flowに対応したことで、Yappliで開発されたモバイルアプリでのユーザーアクションをトリガーに設定し、ShopifyやShopifyアプリのデータをYappliに連携することが可能に。その他、ポイントシステム以外のShopifyアプリとの連携や、Yappliのデータを他サービスに連携させることも可能となり、より幅広い施策実行を実現する。
◆ECサイト上の商品情報をアプリネイティブ表示
ECサイトに掲載されている商品データやブログ記事を、アプリ内で自動的に最新情報として表示できるようになった。
◆Shopify推奨のセキュアなログイン連携に対応
Shopify公式が推奨する安全な認証方式(Multipass API)を使用し、追加開発なしで実現。アプリで一度ログインをすれば、アプリ内でECサイトを閲覧する際に、ユーザーの再ログインは不要となり、ログイン状態が保てる。
※本連携はShopify Plusユーザーのみ利用可能。
※画像元:OMO戦略を加速させる「Shopifyアプリ」機能を大幅アップデート(株式会社ヤプリ)
OMO戦略をさらに加速できる環境を作る
ヤプリは顧客とのデジタル接点について、もはや「作ること」自体が目的ではないと指摘。
「ECサイトやモバイルアプリといったオンラインの場と、店舗などオフラインの場の垣根を超えた、一貫した購買体験が求められています」とコメントする。
今回の機能強化により、アプリ・EC・店舗の垣根を超えた顧客体験の一元化が進み、ブランドと顧客双方にとって利便性と価値が向上するとしている。
今後は、今回のアップデートを基盤にパーソナライズ施策を推進し、OMO戦略を一層加速する方針を掲げた。ブランドと顧客の長期的な関係構築を支援する存在として、今後の展開に期待が寄せられる。