Z世代の8割がセール時期に高額商品の購入意欲が向上 Paidy調査
株式会社Paidyは2025年9月22日、あと払いサービス「ペイディ」のサービス提供開始から5周年を記念したキャンペーン実施にあわせ、「お買い物に関する意識調査」の結果を公表した。
調査概要
◆調査地域:全国
◆対象者条件:1年に1回以上ECを使って買い物をする18〜49歳の男女
◆調査手法:インターネット調査
◆実査期間 :2025年8月14日~8月21日
◆サンプル数:計400人
◆調査元:Paidy調べ
◆出典:お買い物に関する意識調査(株式会社Paidy)
Z世代の8割以上が「マネパ」を重視
「お金の価値観」について質問したところ、Z世代の86.0%が「効率性を重視する」と回答。お金を効率的に使い管理する新しい価値観「マネパ(※1)」を意識する傾向が明らかとなった。
実際の消費スタイルでは、「好きなことにはお金をかけ、節約するところはする」(37.5%)が最多。次いで「コストパフォーマンスを重視する」(37.0%)、「出費に合わせて柔軟に支払い方法を選びたい」(31.0%)が続いた。
Z世代は価格だけでなく、時間や支払い方法まで含めたトータルでの効率性を重視している。
買物の支払いピークは「12月」
「定価が高いと諦めてしまう」と答えたZ世代は75.0%にのぼり、物価高の影響から高額な支出を避ける傾向が見られた。
一方で「セール時期は夢につながる買い物を思い切ってみようと思うか」との質問には、82.5%が「気持ちが高まる」と回答。価格がネックになる一方で、セールが購買意欲を後押しする実態が浮かび上がった。
また、「お買い物の支払いが特に集中しやすい月」をたずねたところ、Z世代で最も多かったのは「12月」となった。
11月末のブラックフライデーや各種セールでの購入、そしてクリスマスや年末年始の支出が重なるこの時期は、1年で最も家計管理が重要になるシーズンと言える。セールという「夢を叶える」絶好の機会を、最大限に活かすためにも「マネパ」を意識したお買い物のニーズが高まることが予測される。
分割後払いが高額消費の購入を後押し
本調査結果について、ファイナンシャルプランナーの高山一恵氏は、「Z世代は、お金に関する情報をSNSなどで積極的に収集したり、最近の金融教育の充実の影響などもあり、お金に対してしっかりと考えている人が多い傾向があります」とコメントしている。
また、Z世代の夢や目標を叶えるための後押しをしている選択肢のひとつが「手数料無料の分割払い」であることも指摘。
Paidyが実施した「分割手数料無料の分割あと払いユーザー調査(※2)」によると、分割あと払いを利用する理由として「分割手数料が無料で、高額な商品も無理なく購入できるから(57.4%)」が最も多く、少し高価な買い物の後押しとなっていることが判明した。
ブラックフライデーや年末年始セールにおいて、分割手数料無料の分割あと払いをスマートに活用した購買が増えることが予想される。本調査を参考に、セール内容や支払い方法の施策を検討したい。
※1:「マネパ」とは「マネーパフォーマンス」の略で、スマホで自分らしく賢くお金を管理し、分割手数料無料の分割払いなどを活用して効率的にお金を使う、お金に関する新しい価値観のこと。
※2:調査地域:全国、対象者条件:ペイディの分割手数料無料の分割あと払いを過去3カ月以内に利用された顧客、調査手法:インターネット調査、実査期間:2025年8月5日~8月12日、サンプル数:計1万2226名