Dotdigitalが日本法人を設立 日本での本格事業展開開始

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Dotdigital、日本法人設立および日本での本格事業展開開始

Dotdigital Group plc(AIM: DotD)は2025年10月8日、日本法人「Dotdigital Japan合同会社」を設立し、日本市場での本格的な事業展開開始を発表した。

日本市場に向けて機能をアップデート

Dotdigitalは、世界4500社以上の企業が採用するカスタマーエクスペリエンスデータプラットフォーム(CXDP)。今回の日本での本格展開にあたって専任チームを設置し、現地ニーズに即した支援体制を構築した。また、世界標準の技術と日本市場に特化したUX・サポート体制を組み合わせることで、顧客に真の価値を提供する方針を掲げる。

本件に伴う、具体的なアップデートは以下の通り。

◆翻訳体験
日本の顧客が遅滞なく最新機能とアップデートを享受できるよう、翻訳プロセスを再構築し、速度と品質を向上。

◆日本企業向けの機能アップデート
日本顧客へ向けて主要な機能の強化を実施。プラットフォーム全体でより直感的でシームレスな体験を実現できるような改善点をアップデートした。

◆プラットフォームの速度と信頼性を大幅に向上
より高速で信頼性の高い体験を提供するため、主要なインフラストラクチャのアップグレードに投資し、日本国内のサイト速度を78%向上。

※画像元:Dotdigital Japan合同会社(Dotdigital)

「日本のために最適化された価値」を提供を目指す

Dotdigital Japan合同会社 代表の上崎理会子氏は、本件について次のようにコメントしている。

「グローバルでの成功モデルをそのまま持ち込むのではなく、“日本のために最適化された価値”を提供することにこだわり、現地チームによる意思決定、パートナー企業との共創、そしてお客様の声に耳を傾ける姿勢を徹底し、日本市場により根を張り、事業者様のサポートをより強化していく予定です。またこの度の進出は、短期的な成果を求めるものではなく、先を見据えた持続可能な関係構築を目指し、日本企業の皆様とともに、課題の解決や新しい価値創出に取り組んでまいります」

同社では、今後展開予定の主な機能として「日本向け専用テンプレート」「新AI翻訳ツール」「拡張されたAIサポート」をあげている。グローバルでの実績を活かしつつ、いかにして日本市場にマッチした事業展開を見せるのか、今後の動向に注目したい。