visumo 2026年1月1日にレビューツール開発企業、ReviCoと経営統合
株式会社visumoは2026年1月1日より、レビューマーケティングプラットフォーム「ReviCo」を開発・提供する株式会社ReviCoと合併することを決定した。
事業者のUGCマーケティングをより進化
visumoは、事業者が活用できるクリエイティブ資産の一元管理を可能とし、特にSNS上に掲載された、ユーザーや自社スタッフが制作したしたコンテンツ(UGC)の収集に特化している。
一方、ReviCoは、普遍的なUGCである「レビュー」を活用する仕組みであり、特許技術によるレビュー収集機能で多くの実績を生み出してきた。
UGC収集および活用において、両社の強みを融合することで事業者のUGCマーケティングをより進化。visumoのプラットフォームで蓄積されるクリエイティブ資産にレビューデータが加わることで、さらなるデータ活用が可能となる。高度なパーソナライズや、生成AIによる新しい顧客体験の創造により顧客一人ひとりの行動変容を促すアプローチを実現するとしている。
両社の強みを組み合わせた開発を強化
本件について、両社代表は次のようにコメントしている。
◆株式会社visumo 代表取締役社長 井上純氏
「ReviCo社との統合により、より本質的なデータ活用に基づいたプラットフォームの進化が可能になると考えております。両社の強みを組み合わせ『消費者に届ける情報の最適化』と『事業者にとっての情報資産活用のROI最大化』を実現する開発強化を推進して参ります」
◆株式会社ReviCo 代表取締役社長 高橋直樹氏
「両社の統合により、我々の強みであるレビュー収集・活用に加え、visumo社の強みとするSNS上のUGC収集や自社スタッフの投稿など様々なUGCの収集・活用が可能となり、両社で培ってきたそれぞれの領域のノウハウ、データ活用、またAI技術を用いて消費者に”共感”を与え”信頼”の獲得が実現可能となります」
本合併は、visumoが存続会社となる吸収合併方式で実施される。同社のサービスやサポート体制は、これまで通り利用できる。
多様な専門性を持つメンバーが集結
マーケティング戦略においてSNSの強化がより重要視される時代となっている。その一環として、UGC活用は多くの事例を生み出している。企業と顧客の関係は「一方的な情報発信による価値提供」から「双方のコミュニケーションによる提供価値の共創」へと変化している状況だ。
こうした流れの中で、多くの企業はUGCマーケティングへの投資を高め、UGC活用から得られるデータにより深い顧客理解と成果創出を目指している。
今回の経営統合によりマーケティング、エンジニア、カスタマーサクセスといった多様な専門性を持つメンバーが集結し、各部門の組織体制をより強固にできる。特に開発部門では、両社が持つAI技術やデータ活用の知見を融合し、機能開発のスピードと品質を高め、取り組みを強化する方針を示している。今後の展開に期待が寄せられる。