クレジットカード利用率「オンラインショッピング」が8割超 400F調査

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ECのミカタ編集部

【オカネコ クレジットカードに関する調査】「楽天経済圏」46.1%で圧倒的なトップ、メインカードも「楽天系カード」が35.0%で首位!利用シーンの変化…3割超が「投資信託の積立」に活用

株式会社400F(フォーハンドレッド・エフ)は2025年10月30日、「オカネコ クレジットカードに関する調査」の結果を公表した。

調査概要

◆調査名:オカネコ クレジットカードに関する調査
◆調査方法:WEBアンケート
◆調査期間:2025年10月18日~10月19日
◆回答者:全国の「オカネコ」ユーザー362人
◆回答者の年齢:30代以下16.1%、40代26.8%、50代34.5%、60代以上22.6%
◆回答者の世帯年収:400万円未満27.3%、400万円以上600万円未満19.1%、600万円以上800万円未満16.0%、800万円以上1000万円未満13.0%、1000万円以上1200万円未満6.6%、1200万円以上9.7%、わからない8.3%
◆出典:家計診断・相談サービス「オカネコ」調べ
◆調査データ:オカネコ クレジットカードに関する調査(株式会社400F)

利用する経済圏トップは「楽天経済圏」

今回の調査対象者(362名)のうち92.3%(334名)がクレジットカードを保有していると回答。

クレジットカードの保有枚数は、「5枚以上」が最多の34.0%にのぼり、1枚のみの保有者は11.9%に留まった。

クレジットカードの保有者に、最も利用している経済圏をたずねたところ「楽天経済圏」が46.1%でトップとなった。

次いで「Olive経済圏」が14.1%、「PayPay経済圏」が13.5%と続く。

8割以上が「オンラインショッピング」でクレジットカードを利用

クレジットカードの利用率トップは「オンラインショッピング」で、82.0%となった。

「日常の買い物(食料品、スーパー、コンビニなど)」は77.5%、「公共料金・携帯料金」での利用率も60.5%と、生活インフラの支払い手段として定着していることがわかる。

さらに「投資信託の積立・決済」にクレジットカードを利用しているユーザーは33.5%に上る結果に。クレジットカードが「決済ツール」から「資産形成ツール」へと、役割を広げていることも明らかになった。

選択基準は「ポイント還元率の高さ」がトップ

クレジットカード選択の二大基準は「ポイント還元率の高さ」76.9%と「年会費の安さ」66.2%となった。

400Fは本調査結果について、「日本のクレジットカード利用者が、単なる決済の利便性だけでなく、経済圏の戦略的な使い分けと資産形成への活用という、高度な視点でカードを選択・利用している実態が浮き彫りになりました」とコメントする。

クレジットカード利用率のトップが「オンラインショッピング」である点は、EC事業者として把握しておきたい内容となる。支払い方法が多様化する中、ユーザーニーズを捉えた対応を進めていく必要があるだろう。