30歳以上のポイント獲得先「総合ネット通販」がトップ オズビジョン調査

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ECのミカタ編集部

【ハピタス13周年特別企画】利用データで読み解く「世代間ポイ活ギャップ」

株式会社オズビジョンは2025年11月5日、「ポイ活」に関する大規模な実態調査を実施した。

調査概要

調査対象者:ハピタスユーザー78万2730人(13歳~100歳、性別の回答は任意)
調査方法:ハピタス内データ調査・アンケート調査
調査期間: 2024年9月1日~10月6日
調査主体:株式会社オズビジョン
◆出典:「ポイ活」に関する大規模な実態調査(株式会社オズビジョン)

ポイント獲得方法は「総合ネット通販」が上位

ポイントの獲得方法の調査の結果、Z世代はタイパを意識しながら金融サービスなどを積極的に活用して効率的に貯めるスタイルが上位に。一方、30歳以上のオトナ世代は、日々の買い物やレジャーといった「暮らしの中での支出」に合わせて堅実に貯めるスタイルであることが明らかとなった。

※「ハピタス」におけるポイント獲得方法
対象期間:2024年9月1日〜2025年8月31日、Z世代:n=14万7269、オトナ世代:n=63万5461

世代別にポイント獲得ジャンルを比較すると、Z世代では「クレジットカード」が最も多く利用されており、上位には「証券」「銀行」などの金融系サービスが並んだ。

一方、オトナ世代では「総合ネット通販」が1位に。3位に「本・コミック・雑誌」、5位に「レディースファッション・靴」など、日常生活に密接したジャンルが上位を占めた。

世代間で異なるポイントの交換先

ポイントの交換先は、Z世代が趣味やエンタメに活用しやすい「ギフト券」が約半数を占めた。一方、オトナ世代は使い道の自由度が高い「現金」や「電子マネー」が大多数を占める結果となった。

※「ハピタス」におけるポイント交換方法
対象期間 :2024年9月1日〜2025年8月31日、Z世代:n=6万9926
、オトナ世代:n=38万977

Z世代の45.98%がギフト券への交換を選択しており、オトナ世代の21.84%と比べて2倍以上という高い利用率だった。ギフト券は「ゲームやアプリ内課金」「音楽・ライブ配信サービス」に使える、Apple Gift CardやGoogle Playギフトコードなどが特に人気を集めている。

一方、オトナ世代はお金の使い道が多岐にわたるため、日々の買い物から少し大きな支払いまで自由度の高い使い方ができる現金や電子マネーを選択している。

「ポイ活」の理由は「日々の生活費・固定費の節約」

「ポイ活」をする動機は「日々の生活費・固定費の節約のため」「お得感・達成感があるから」が上位2位を占め、両世代に共通した。

しかし、その捉え方には違いがあり、Z世代は「ポイ活」を「推し活・趣味活」に使う資金を達成感と共に得るための「楽しい手段」と捉えていた。一方、オトナ世代は、家計を防衛するための「計画的・実務的な手段」として活用している。

「ハピタス」におけるアンケート調査
対象期間:2025年10月2日〜2025年10月6日、Z世代:n=416、オトナ世代:n=867

本調査から、「ポイ活」が世代を超えて暮らしに根付いた行動であることが改めて明らかになった。

特に「総合ネット通販」を通したポイント獲得は、Z世代で2位、オトナ世代では1位にランクインしている。本調査内容をぜひ、ポイントを活用した施策の立案や検討に役立てたい。