NEがCVCを事業を始動 バリューチェーン全体の連携を強化

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ECのミカタ編集部

NE株式会社、コーポレート・ベンチャーキャピタル(CVC)事業を始動

NE株式会社は2025年12月3日、既存事業の競争力強化と将来的なコマース市場の価値創出を目的としたコーポレート・ベンチャーキャピタル(以下、CVC)事業の本格開始を公表した。

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NEを起点とした共創エコシステムを拡張

NEのCVC投資は、共創を通じて事業の進化と価値創出を推進する企業への戦略的投資を基本方針としている。

外部パートナーとの協働を通じてコマース領域に新しい価値をつくりだし、既存事業の進化や新たな事業機会の創出、そしてバリューチェーン全体の連携強化を目的とする取り組みとなっている。

主な概要は以下の通り。

◆投資形態
▷自己資本による直接投資(将来的にはファンド組成を検討)

◆投資目的
▷NEを起点とした共創エコシステムの拡張
▷パートナーとの協働による新しい価値創出
▷既存事業・新規事業の加速、およびバリューチェーンの強化

◆投資対象
▷NEと協働・共創できるユーザー企業
▷周辺サービス・技術企業
▷取引先・事業パートナー
▷エコシステムを共に創り上げる意思を持つ企業・チーム

◆投資領域
▷熱狂を生み、価値の連鎖をもたらす事業領域
▷データ・プロダクト・オペレーションと掛け合わせて価値拡張できる領域
▷共創エコシステムの発展につながるあらゆる領域(国内・海外/モノ・サービス問わず)

◆年間投資目安
▷年間5件程度

NEが担うバリューチェーンをより強固に進化

本件について、NEは次のようにコメントしている。

「今日のEC市場は、技術進化や消費者ニーズの多様化により、急速に変化しています。 (中略)こうした市場環境の変化の中で、NEが掲げるパーパスである『コマースに熱狂を。』を実現していくためには、自社の枠を超え、外部の革新的な技術やビジネスモデルとの共創が不可欠であると判断しました」

CVC投資では特に、ネクストエンジンを利用するユーザー企業への成長支援を通じて、新たな価値創出と事業拡大をともに目指す。また、周辺サービス企業との連携を深めることで、NEが担うバリューチェーンをより強固なものへと進化させるとした。

中長期の視点で未来の事業機会を探索し、エコシステムを広げることで、同社パーパスの実現へとつながる価値基盤を築くことが期待される。


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