「縦型動画広告」約6割の広告担当者が「効果が高い」と回答 PLAN-B調査

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ECのミカタ編集部

【調査】縦型動画広告を実施する企業の6割が「効果が高い」と回答。一方で最大の課題は“制作工数の大きさ”

株式会社PLAN-Bマーケティングパートナーズ(以下、PLAN-B)は2025年12月16日、「SNS縦型動画広告の運用実態調査」の結果を公表した。

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調査概要

◆調査名称:SNS縦型動画広告の運用実態調査2025
◆調査期間:2025年11月21日〜11月26日
◆調査対象:現在Web広告を出稿している広告担当者
◆サンプル数:196名
◆調査方法:インターネットアンケート調査(Freeasy)
◆出典:SNS縦型動画広告の運用実態調査(株式会社PLAN-Bマーケティングパートナーズ)

Web広告の出稿は「縦型動画広告」が最多

現在、WEB広告を出稿している広告担当者に「現在、出稿している広告」についてたずねたところ「縦型動画広告」が58.7%で最多となった。

次いで「横型動画広告」(48.5%)、「SNSフィード広告」(48.5%)が続いた。Web広告全体における「縦型動画広告」と「SNS広告」の存在感が増していることがうかがえる。

続いて、直近1年以内に縦型動画広告を出稿しているかを質問。「現在出稿している」が58.7%、「過去に出稿していたが、現在は停止している」が12.8%という結果となった。7割以上の広告担当者が出稿経験があることが明らかになった。

半数以上が「複数媒体を併用」して出稿

縦型動画広告の出稿者に媒体を質問。「TikTok」59.3%、「YouTube Shorts」58.6%、「Instagram Reels/ストーリーズ」57.1%と、3媒体にほぼ同水準で出稿されていた。

また、57.9%が複数媒体を併用して出稿していることが明らかとなった。

Web広告全体のうち、縦型動画広告の予算比率については「10〜30%」(37.9%)が最多で、次に「31〜50%」(27.9%)が続いた。両者を合わせると6割以上が、広告費の10〜50%を縦型動画に割り当てている。一定規模の予算を、継続して確保している企業が多いことがうかがえる。

約6割が「縦型動画広告」の成果を実感

他のWeb広告種別と比べた、縦型動画広告の効果については「非常に効果が高い」(18.6%)、「やや効果が高い」(42.9%)が合計61.5%と、約6割の広告担当者が成果を実感していることが分かった。

本結果を受けて、PLAN-Bは次のようにコメントしている。

「今後、縦型動画広告で再現性のある成果を出し続ける鍵は、『クオリティを維持しながら量産し続ける体制』の構築にあります。変化の激しいトレンドを捉え続けるために、ノウハウを持つ外部パートナーと連携し、スピーディーな検証・改善のプロセスを組織的に組み込むことが、競争優位性を築くための近道となるでしょう」

SNSマーケティング戦略の立案や検討の際にぜひ、本調査結果を参考にしたい。


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